アルマニャックの中でも最高級ランクに位置づけられるバ・ザルマニャックBas
Armagnacには,知る人ぞ知る有数の土壌が存在する。
その地は“サーブル・フォーヴ” Sables
Fauvesと呼ばれる限られた面積の非常に稀有なテロワール。そこでワインを手がける造り手はたった2軒のみという事実はほとんど知られていない。
しかもシャトー・ラバルはその地で初めてワインのためのブドウ栽培を行った先駆者である。日本では早飲みのリーズナブルなワインとして南西IGPワインのイメージが定着しているが,ラバルの手がけるワインはハイコストパフォーマンスの類を見ない味わい。
※ サーブル・フォーヴについて
中新世中期にあたる1600万年〜1100万年前の間,大西洋はアキテーヌ盆地を浸食し,現在のバ・ザルマニャックとなった。中新世の海が残したものは,サーブル・フォーヴという名称で呼ばれ,酸化鉄と海洋性の堆積物に富む。粘土石灰質に混ざった酸化鉄が,ワインやアルマニャックにミネラル感と爽やかさを与える。
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