WineList 【 i-0128 】

モンテペローゾやトゥア・リータのお隣さん
スヴェレートのスーパー・コストパフォーマンスワイン

Eliseo Rosso


グアルド・デル・レ
エリゼオ・ロッソ
ヴァル・ディ・コルニア

Gualdo del Re
Eliseo Rosso
2007 Val di Cornia D.O.C.

産地:イタリア、トスカーナ州(9)、スヴェレート地区
格付け: ヴァル・デ・コルニアD.O.C.
生産者: ニコ・ロッシー氏
エノロゴ : バーバラ・タンボリーニ女史
品種: サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ・ネッロ20%
アルコール度 : 14.0%
醸造 : ステンレス・タンク/主醗酵後、ステンレス・タンクにてにてマロ・ラクティック醗酵
熟成 : オーク樽熟成 12ヶ月(225L)/瓶熟成 3ヶ月以上
平均生産量 : 30,000本
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。ミディアム〜フルボディ。

 健康そうで落ち着いた濃い赤い色。いちじく、プルーンなどのドライフルーツの香りと共にちょっぴりイースト、チョコレートの香とヴァニリンの甘い香りが心地よい。口に含むと桑の実の落ちついた味わい、果実の甘いアロマ、控えめな樽の味が渾然一体となって広がり、程よいタンニンが余韻として残ります。
非常にバランスのとれた心地よい逸品。 

 
 
 荒れ果てたマレンマの湿地帯、貴族や投資家の注目が集まるずっと前から彼らはこの地でブドウ栽培を行ってきた。

この蔵『グアルド・デル・レ』のオーナーは、ニコ・ロッシー氏。家族経営の素朴なカンティーナだ。そして、「ガンベロ・ロッソ」紙で特集を組まれたこともある注目の女性醸造家バーバラ・タンボリーニ女史がエノロゴを勤める。

現在の会社としての設立は1990年と新しいが、葡萄栽培は家業としての生業で、ワイナリー自体は1951年から存在し、祖父の代から受け継がれている。元々この地では、彼らともう一軒「ペトリッチ」社というブドウ栽培農家の2社がブドウ栽培を行っていただけだったという。『畑の手入れはスヴェレートで一番自信がある』 というように、オーナー自らが畑を歩き、耕してきた。「決して投資目的でワインをつくっているのはでない」と、モンスター的価格設定がなされているスヴェレートにおいて、クリュ・クラスが各評価誌で最高評価を取っているにも関わらず、他と比べて20%から40%は低い価格でワインを提供してきた。

 

左から奥様、エノロゴのタンボリーニさん
お嬢様のヴァレンティーナさん&ロッシーさん
2005年ヴィネクスポ会場で
インポーターの写真
スヴェレートにおいて、彼らの畑はブドウ栽培に最も適した土壌を形成しているという。ニコ自らが畑に立ち、妥協することなく続く農作業。スヴェレート特有の暑い夏にも、これまで 一切灌漑を行ったことはない。行き届いた土壌の整備。ニコ曰く、「ここスヴェレートで同じ条件の畑を所有しているのは、隣人でもある「トゥア・リタ」、「モンテペローゾ」だけだ」という。

グアルド・デル・レの自信。自らが築き上げた努力と情熱が本物志向のワイン愛好家を唸らせるのだ。「ガンベロ・ロッソ ガイド」で毎年トップ評価を受けるサンヴィンチェンツォのリストランテ『ガンベロ・ロッソ』ではオーナーお気に入りの定番アイテムとしてリストに名を連ね、沿岸部のリストランテ、ボルゲリやカスタネットのエノテカでもその占有率は高い。

 


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