WineList 【 P-040 】

蔵出し
シングル・キンタ ヴィンテージポート
キンタ・ダ・フォス
Quinta da Foz

 

 

 

 

■ 選ばれた地、キンタ・ダ・フォス ■

キンタ・ダ・フォスはドウロの中心、シマ・コルゴのど真ん中に位置するシングル・ヴィンヤード。
ヒュー・ジョンソンにして「最良のブドウ畑はピニャン周辺」と提言する。そのピニャン市のすぐ西側にあり、ティラーやフォンセカなどの超一流のキンタや、ドウロ最上級の畑とうたわれるキンタ・ド・ノヴァルがが位置するピニャン・ヴァレーの入り口に、このキンタ・ド・フォスはあります。
標高は70m〜350mの急斜面にあり、東を向いた朝日のよく当たる畑です。
カレム社は1885年からこの畑を所有し、伝統的なテラスの形を変えることなくブドウの栽培を行っています。

 

■ 醸造方法 ■

石造りのタンクで、通常48時間の発酵。29℃〜31℃でルモンタージュを行いながらマセラシオン。
その後、77度のブランディを、ワイン8割に対して2割ほど添加します。収穫の翌年1月にラッキングを行い、大樽で2年間熟成し、リリースされます。

ブドウ品種の割合は
トゥリガ・ナショナル50%、ティンラ・ロリス25%、トゥリガ・フランカ25%

アルコール度 : 20.0%、 容量 : 750ml詰

*シングル・キンタ・ヴィンテージ・ポートは、単一畑、単一ヴィンテージのワインを用いて造られたポート・ワイン。ヴィンテージ・ポート同様、2年間樽で熟成を経てフィルタリングせず瓶詰めされます。


WineList【 P-040_97 】

 

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1997 Vintege Port

インクのような濃厚な色を持つ。森のフルーツとジンジャーを感じるブーケ。重量感があり、タニックで赤いフルーツのフレーバーはフレッシュな味わいをもたらす。
1997年の春は驚くほど早く訪れ、いつもより1ヶ月早く開花した。夏は湿気が多く、雨と晴れの日が周期的にやってきたが、8月末から収穫までは気温が高く乾燥した天気が続きました。
言わずと知れた怪物年!

★ワイン・スペクテーター誌で94ポイントを獲得
★スピリット・ジャーナル誌で、見事「フォーティファイド・ワイン・オブ・ザ・イヤー」に輝く
★イギリス、2000年国際ワイン・チャレンジにて金賞受賞
★ベルギー、2000年国際ワイン・コンクールにて金賞受賞


WineList【 P-040_96 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1996 Vintege Port

紫色の色調。フローラルでジャムのようなブーケを持つ。赤い木の実を感じるフル・ボディの1本。

1996年は雨の多い春を向かえ、ブドウ樹の成長は目を見張るものがあった。しかしその湿気と気温の低さにより成長が遅れ、開花は5月末へとずれ込んだ。その後は天候に恵まれ、とても収量の多い年となった。
香り高く、傑出したバランス

 


WineList【 P-040_95 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1995 Vintege Port

強烈な赤の色調。熟した果実とレーズンのブーケ。口当たりはまろやかでソフト。

果実味に富むグッド・ヴィンテージ。気温の低かった春に続き、早めの夏がきた。8月には4週間に亘る猛暑となり、8月の中旬に収穫をする生産者は多くみられた。
果実味に富む、期待大

 


WineList【 P-040_92 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1992 Vintege Port

インクのように濃厚な色調。バルサミコや森の果実のアロマ。バランスの良い酸と繊細なタンニンを持つ。

1992年の冬はひどい旱魃に見舞われた。6月まで雨という雨は降らなかったが、夏の気温がそれほど上がらず、秋に丁度良く豪雨があったため旱魃による大きな被害は免れた。出来上がったポートの質は素晴らしく、凝縮感のあるリッチなものとなった。
パーカー92点。最強年

 


WineList【 P-040_87 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1987 Vintege Port

深いガーネットから黒の色調。黒いフルーツのフレーヴァーに、複雑さと洗練された印象を持つ。

1987年はバランスが良く、エレガントなヴィンテージ。冬から春にかけて寒く乾燥していたため、ブドウ樹の生長が遅れたが、夏に挽回。収量が少なかった年。ヴィンテージ宣言はさせていないが、質はとても高い。
傑出したバランス 飲み頃


WineList【 P-040_84 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1984 Vintege Port

濃い赤の色調。赤い果実のアロマが押し寄せる。味わい深く、タニックで赤いフルーツを感じる逸品。

1984年はストレートな果実味とスムースな味わいが特徴。春から初夏にかけて天候は不安定であったが、夏は気温が上がり乾燥していた。熟成は予想されていたより大分良く進んでいる。
熟成した柔らか味

 


WineList【 P-040_82 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1982 Vintege Port

ルビーから赤の色調。赤い果実とレイズンのニュアンスがあり、フルーティーで滑らか。ミディアム・ボディ。

1982年は丸みのある飲み易いヴィンテージ。成長期を通して乾燥し、収穫期も晴れが続いた。収量は比較的少ない。現在良く熟した飲み頃のポート。
エレガントで香り高い。飲み頃


WineList【 P-040_80 】

カレム キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート
Calem Quinta da Foz 1980 Vintege Port

深い赤の色調。野生の果実のアロマが印象的。口中を覆う存在感と力強いタンニンを持つワイン。

1980年はしっかりとしたストラクチャーと新鮮味、そして豊富なフルーツの味わいを備えるヴィンテージ。春に雨が多く、初夏まで気温が上がらなかったが、夏から秋にかけて良い天候が続いた。花ぶるいを起こし収量が少なかった年。
スーパー・バリュー!

 


■ サービスについて ■

瓶詰めの際に軽くフィルターを通すだけで清澄や濾過を行っていないため、場合によってはデカンティングの必用があります。サーヴィス前、数時間は瓶を立てておくことをお勧めします。
温度は18〜20℃で。
ヴィンテージ・ポートは、とても寿命の長いワインですが、抜栓後5日ほどの間には楽しんでいただきたい。
お勧めのマリアージュはチーズ(ポルトガルの羊のミルクからできたクリーミーなアセイタン・チーズ、セミ・ハードタイプのニサ・チーズ、そしてスティルトン、ロックフォール、フルムなどのブルーチーズ等)、野鳥獣の肉のロースト、りんごのタルト、キューバン・シガーとも相性抜群。

キンタ・ダ・フォス ヴィンテージ・ポート ⇒ 価格


 

 

 

ポルトガル北部を流れるドウロ河上・中流沿いのブドウ園は、世界でも最も早くワイン限定生産地区となった地域にあり、200年以上の歴史を持つ。
カレム社がオポルトに設立されたのは1859年のことであり、現在も創始者の子孫達がポート・ワインの醸造を受け継いでいる。この会社はドウロ河河口近くのヴィッラ・ノビア・デ・ガイヤに大きなロッジを所有し、上・中流沿いには南東南向きの理想的なブドウ園を数多く所有している。
急流のドウロ河と棚田のように開墾した急斜面でのブドウ畑は、その歴史とともに美しい景観から、世界遺産に登録されたほどですが、その栽培は今もって大変な労力を要するものです。
栽培されているブドウ品種は、ポルトガルの最高品種とされるトウリガ・ナショナル種をはじめ、ロウリガ・フランセーザ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカなどで、どの品種もこの地で長い伝統をもったものです。

ポート・ワインはブドウ収穫後、果汁に酵母を加えて発酵を促す。そして糖分の残っているうちにブランディを添加し、アルコール度を18〜20度位まで上げます。この醸造方法により、完成時のワインに天然の糖分が残り、甘口に仕上がるのです。

ポート・ワインは基本的に色と質によって二つのカテゴリーに大別されます。
ルビー・ポート、ホワイト・ポート、タウニー・ポートが代表する比較的熟成年数の少ないものと、ブドウの作柄の良い年に限り、その年に収穫したブドウのみを使用して醸造するヴィンテージ・ポートです。
とりわけヴィンテージ宣言をして造られたヴィンテージ・ポートは、瓶詰めしてから40年以上寝かせても風味を十分堪能できる芸術品と言える。


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