エブロ川支流のセグレ川流域の地域、ピレネー山脈の麓にあたり、完全に大陸性の気候で夏は暑く冬は寒い。また、高地や海岸線にあるブドウ畑に比べ降水量が少ない地。
ブドウ栽培には最新のテクノロジーが導入され、日よけの管理から機械による剪定、摘み取りが行われ、醸造所にもブドウや果汁をポンプで圧搾しない、自重システムなど、最先端の機械設備が整っている。
この地は最近3０年間のスペインにおけるワインの技術革命の最前線となったところである。ワインは伝統的なタイプと、新しいタイプに分けられ、原産地呼称統制委員会はカタルーニャでみられる在来品種の全てと、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、シャルドネを認可していて、近代技術の導入による新しいタイプのワインが高い評価を得ています。

産地　：　スペイン、カタリーニャ地方、ラ・ポブラ・デ・セルボレス
格付け　：　コステル・デル・セグレDO ティント
生産者　：　セルボレス・セジェール
ブドウ品種　：　　テンプラニーニョ35%、ガルナッチャ20%、カベルネ・ソーヴィニォン20%、メルロ15%、シラー10%
醸造：　ステンレスタンクで15-20日間アルコール醗酵、マロラクテック醗酵後、フレンチオーク樽で8か月熟成
アルコール度　：　１４．５％
容量　：　７５０ml
栓　：　樹脂コルク
タイプ　：　赤ワイン、フルボディ
希望小売価格　：　3,672円

　【メーカーのテースティングノート】：　
ビガロー種のサクランボの色のように、柔らかい色をしており、微かにえんじ色の調子がある。ラグリマの存在感は大きい。静止しているグラスからは強く心地のよい香りがする。 樽による熟成の香り（燻製の香り、スペイン甘草の枝）が強く、更に赤系の果実の香り（砂糖漬けにしたチェリー）や、ブルーベリーなどのジャムの調子もある。空気に触れさせると、ドライフラワーの香りと共に赤唐辛子やバルサミコなどのスパイシーな香りが生じ る。ファーストアタックは、とても魅力的で、ボリューム感があり、バランスがよく、タンニンもよくこなれている。後味は長く続き、さわやかに終わり、鼻を乳酸の香りが通るのを感じる。

　

『Cervoles』とは、カタルーニャ語で“鹿”の意。『Negre』は、カタルーニャ語で“赤”ワインの意。セルボレス・セジェールは、カステル・デル・レメイの現オーナーであるクシネー家が、D.O.コステルス・デル・セグレのテロワールを生かしたワインをつくる目的で理想的なミクロクリマ（微気候）のあるブドウ畑を探し、ようやく見つけた地　ラ・ポブラ・デ・セルボレスにて、1997年に創設されました。
カベルネ・ソービニヨン、テンプラニージョ、メルロー、ガルナチャ、シャルドネ、マカベオを栽培。セルボレス・セジェール社は創設以来、ブドウ1キロ当たりの葉の表面積を増やす為に、大幅に畑に手を加え、また、同時に良質なワインをつくるためにワイン醸造技術を改良してまいりました。
現在、セルボレスのワインは*グランデス・パゴス・デ・エスパーニャグループの一員となり、テロワールを反映させたワインづくりに尽力しております。
(*スペイン高品質ワイン生産者の集まり自社畑を持っている者、ヘクタール当たりの収量も厳しく制限された基準をクリアーした者のみ加入出来るグループです。）