
ユッセリオの畑の分布図
黄色=彼らの父の植えた畑
左下の黄色がモンナイユルで、古木の
シラーとムールヴェードル。
開墾に15年かかり水はけが良く
根は15m〜20ある。
左上の黄色はシラー
黒=1999年に2人で購入した畑
右の黒2箇所は古木
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ドメーヌ・ピエール・ユッセリオ : (インポーターのリリースシートより)
現在のワインメーカーの祖父、フランシス・ユッセリオは、少年時代の1930年代、イタリアのピエモンテからプロヴァンスへ農業に従事するためにやって来た。そして次第に彼の努力が認められ、シャトーヌフ・デュ・パープにあるいくつかのブドウ畑の責任者としての地位を任された。その後、彼の息子にあたるピエールが14歳の若さで父親と共に働き始め、徐々にブドウ畑を開墾し、ドメーヌは1940年代後半に創立。1949年に初めて自分たち自身のワインを瓶詰めして売るようになった。1998年、ジャン・ピエールとティエリーが彼らの父親ピエールからドメ−ヌの経営権を引き継ぎ、味わいのバランスや経営方針を完全に一新した。そしてアペラシオンの中で最も素晴らしく、人気の高いドメ−ヌの一つに急成長した。
このドメ−ヌから生まれるワインは、常に信頼性があり、伝統的スタイルだが、同時に素晴らしくフルーツの完熟味や新鮮味があり、シャトーヌフ・デュ・パ−プの伝統的な特徴を表しながらも、より複雑性に富んでいる。それに加えて、スペシャルキュヴェのモン・ナイユル(祖父母、祖先の意)は、ただ一言、「最も偉大なシャトーヌフ・デュ・パープ」の一つと言える。
全ての偉大なワインと同様に、ユッセリオのワインのクオリティは、テロワールとテロワールを生かす方法に由来する。彼らは4つの異なるテロワールにある17区画を所有し、それらがワインに複雑性を与えるという。
- 1.
南は砂利やごろごろとした丸石の土壌。
2.
クロゥ台地と呼ばれる区画は引き締まってリッチな粘土質の土壌。
3. 西はごろごろとした丸石に覆われた石灰岩。
4.
Rayasに近い北東の土壌は砂地で、ワインに繊細さを与える。
ユッセリオ兄弟は、特に冬の剪定と春の摘芽を厳密に行い、必要な時には夏の「ヴァンダンジュ・アン・ヴェール(摘房)」も行う。全て手作業で、除草剤や化学肥料は一切使用していない。
醸造法も熟成も伝統的方法で行う。畑からベストな状態のブドウを取り出し、なるべくワインに手を加えないように努力している。ワインはとても伝統的なフレーヴァ−に溢れ、素晴らしく濃縮感や完熟味、新鮮味があり、その結果非常にバランスのよいワインとなる。
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