グートルブ＝ブイヨは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのダムリーに本拠を置くRMです。1911年から元詰めを始め、2010年に息子のバスティアンがドメーヌに参画して世代交代し、急速に進化をしているところです。
ドメーヌの最大の特徴は1980年から毎年継ぎ足されてきたソレラシステムです。
ドメーヌのスタンダード・キュヴェのシャンパーニュは、全てこのソレラのリザーヴワインをベースに醸造されます。このため、そのスタイルは、「熟成感」と「フレッシュ感」との絶妙なバランスにあります。「極端に若すぎず、また極端に古過ぎない」、この卓越したバランスが最大の個性と言えます。

　

産地　：　フランス、シャンパーニュ地方、ヴァレ・ド・マルヌ地区ダムリー
格付け　：　AOCシャンパーニュ
生産者　：　グートルブ＝ブイヨ
社長兼醸造家　：　現当主は息子のバスティアン
品種　： 　ピノ・ムニエ６０％、ピノ・ノワール２０％、シャルドネ２０％
醸造　：　1980年から2013年までの34ヴィンテージをソレラでストックしたリザーヴワインをベースに醸造したソレラ・シャンパーニュのキュヴェ。マロラクティック発酵は行わなず、マチュレション・シュール・リーの期間は約３９ヵ月。
ディラージュ　：　2014年3月（現行ロット）
デゴルジュマン　：　2017年5〜6月（現行ロット）
ドサージュ　：　８g／L
アルコール度　：　１２％
年平均生産量　：　約２０，０００本
容量　：　７５０ml
タイプ　：　シャンパン・白。　辛口。
　：　ビオロジック

ドメーヌの最大の特徴は1980年から毎年継ぎ足されてきたソレラシステムです。ドメーヌではこれを『永遠のリザーヴワイン』と呼んでいます。37年以上に亘り丹念に継ぎ足されてきたソレラのリザーヴワインは、ドメーヌの歴史と深く密接に繋がっています。

ルフレ・ド・リヴィエールのキュヴェは、このソレラのリザーヴワインをベースに醸造される。このため、そのスタイルは、「熟成感」と「フレッシュ感」との絶妙なバランスにあります。「極端に若すぎず、また極端に古過ぎない」、この卓越したバランスが最大の個性と言えます。2017年現在、ルフレ・ド・リヴィエールのキュヴェは、1980年から2016年までの毎年継ぎ足したソレラのリザーヴワインが使われています。　

　

　

　

栽培について
ドメーヌの畑はビオロジックで栽培され、Haute Valeur Environnementaleオート・ヴァルー・アンヴィロンヌモンタルのレベル3の最も高い認証を受けています。しかし、除草剤の使用はずっと昔に止め、畑には長年有機肥料しか施されていません。肥沃な土壌の区画ではカバークロップを生やし、耕耘を行って土を耕しています。傾斜のある痩せた土壌の区画では、土を豊かにするため、そして土壌の浸食を防止するためにコンポストを散布しています。また、ブドウの害虫を駆除してくれる昆虫を生かすため、また花などの生育を促すために幾つかの区画の境界には垣根を設けています。ビオディナミについては関心を持っているが、ビオディナミに使用される硫酸銅の土壌への蓄積を懸念しているため、現在のところは実践するには至っていない。

　

醸造について
収穫は全て手摘みで行い、すぐにその場で選果されます。醸造所に運び込まれたブドウは、由来する区画毎別々に分けて、すぐに圧搾されます。発酵は温度管理付きのステンレスタンクで行います。発酵は、ブドウに備わっているアロマのフィネスを洗練させるために、15度から18度の低温で行います。ゆっくりと時間をかけて発酵を行うため、アルコール発酵の期間は3週間にも及びます。ドメーヌでは全てのキュヴェについて、ワインのバランスを取るため、そしてワインのフレッシュ感と熟成のポテンシャルを保持するために、また、ブドウ本来の自然なアロマが失われないように、醸造においてマロラクティック発酵は行っていません。シャンパーニュの味わいにおけるブリオッシュを思わせるニュアンスは、マロラクティック発酵によって備わるのではなく、熟成によって備わるものであるというのがドメーヌの哲学なのです。

下記、各誌で高評価！ ワインスペクテーター：　ルフレ・ド・リヴィエール　91点 ※旧名：カルトドール チョーキーで、明るい柑橘系の酸味と、洋梨やスターアニス、ビスケット、レモンピールなどの精妙な香り。レースのような引き締まった質感。これは素晴らしいアペリティフになる。（2015年試飲） 　 インターナショナル・ワイン・レポート：　ルフレ・ド・リヴィエール　91点　※旧名：カルトドール これは素晴らしいシャンパーニュだ。卓越したエネルギーと共に、エレガントで上品なスタイル。レモンオイルや新鮮な洋梨、ヘーゼルナッツなどのアロマとチョーキーなミネラルのヒントがグラスから発散する。焦点が見事に合っていて、チャーミングで上品なテクスチャー、そして素晴らしい快活さで、フィニッシュへ至る。ピノ・ムニエ60％、ピノ・ノワール20％、シャルドネ20％のブレンドで、1980年から2010年までの31ヴィンテージの驚くべきワインから生まれた。（2014年3月試飲） 　 マガジン・デュ・ヴァン　2015年1・2月号 1980年からドメーヌではシャンパー ニュのアッサン ブラージュに「永遠のリザーヴ」と呼ばれるソレラシステムを使っている。これはアッサンブラージュした古酒のリザーヴワインに収穫年のワインの一部を加えることにあります。ドメーヌのNVのシャンパーニュは全てこのソレラをベースに造られています。また、ドメーヌでは酸と豊かさのバランス を取るためにマロ発酵は実施していません。はっきりとしたアンセロム・セロスの痕跡である！ ルフレ・ド・リヴィエール　94点　※旧名：カルトドール これは、ファンタジーの魔法の国のプリンセスの結婚である。灰色がかった黄金のローブ。アロマテイックで上品で素晴らしいブーケ。膨大な数の白い果物の風味が桃や緑茶の香りをエスコートする。アタックは途方もない豊満さで、アプリコット、リンゴ、洋梨の長いドレスが繊細な泡にしっかりと結びついている。数多くの果物の皮の魅惑的な風味。蜂蜜、マルメロ、ベルガモット、ネクタリンで織られた貴重なシルクに包まれたフィニッシュ。絶対的な成功。前代未聞のカストパフォーマンスである！ 　 ◆ その他、ドメーヌのシャンパーニュは、既に流行の最先端であるロンドンとニューヨークの以下のような著名なレストランにオンリストされています。 アイ・フィオリ AI FIORI（ニューヨーク） カフェ・ブリュー CAFE BOULUD（ニューヨーク） ザ・グリーンハウス THE GREENHOUSE（ロンドン） モートンズ・クラブ MORTON'S CLUB（ロンドン） ウム UMU（ロンドン） ザ・スクエアー THE SQUARE（ロンドン）