「ムーラン・ド・ガサック」は、購入したぶどうから自家醸造するネゴシアン・セレクションです。(自社畑のぶどうは創業以来、100%「マス・ド・ドマ・ガサック」のみに使用されています)。
醸造長サミュエルと栽培長ガエルの指揮の下、「ムーラン・ド・ガサック」専属の栽培・醸造チームが、契約する「ロルマリーヌ協同組合」(3社統合以前は「ヴィルヴェイラック協同組合」)の加盟者から選抜された栽培家に対して、同セレクション用の区画・栽培方法・収穫日等を細かく指定し監修します。醸造所のタンクの半分は同セレクション専用のものであり、自社チームが醸造を行います。
「1980年代後半に、EUからラングドックの生産者たちに減反の奨励が行われました。“美味しくもないチープワイン造りなんかやめなさい”と。このことが父の闘志に火をつけ、「マス・ド・ドマ・ガサック」のフィロソフィーである「フィネス・エレガンス・バランス」のエッセンスは低価格帯の南仏産ワインでも実現できることを証明するために、1991年にリリースしました。栽培から醸造まですべてを「マス・ド・ドマ・ガサック」と同じ哲学・考え方で行い、同じ情熱を注ぎ込んで造っています」(バジル・ギベール)。
2017年、同セレクションより、「マス・ド・ドマ・ガサック」とのラベルデザインの統合性を高めた決定版レンジ「ル・グラン・ド・ガサック」が発表されました。