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カンテ
ピノ・ネロ 2016 セレツィオーネ 赤
Kante.
Pinot-Nero 2016 SELEZIONE 750ml IGT
- 産地 :
イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
格付け: ヴェネツィア・ジュリアIGT
生産者 :
アゼンダ・アグリコーラ・カンテ(エディ・カンテ氏)
品種 : ピノ・ネロ種
樹齢 : 20年
単位収穫量 : 35ql/ha
収穫 : 手摘み
醸造 : マセラシオンは行わず旧バリックにて発酵、24ヶ月間熟成。5ヶ月間ステンレスタンクにて安定させ、濾過せず瓶詰め。。
アルコール度 : 12.0%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 ミディアムフルボディ。
- ほのかにオレンジがかったルビー。
ラズベリーやクランベリーなど小さい赤い果実の住んだ果実香に、タバコやスパイスのニュアンスが加わり非常に複雑なアロマ。
タンニンはサラサラと細かく、美しいミネラル感と酸味が果実味をバランスよく支えております。
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- : カンテのワインは早くとも2年、物によって20年以上も熟成可能と言います。そのため複数のヴィンテージをストックしており、飲み頃になってから出荷する為、生産量は少量ながらも大きなセラーが必要となります。
カンテは物事の本質のみを追求するため、化学肥料等の使用は一切行なっておりませんが、ビオ・ロジック、ディナミの認証には興味がありません。
SO2は瓶詰め前に極少量添加するのみですので、品質劣化のリスクが高くなります。保管に関しましても、ワインセラー、又は冷暗所での保管をお願い致します。
Azienda Agricola Kante
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イタリア最高の白ワインの造り手の一人とも称えられるカンテはトリエステの程近く、カルソに位置する生産者です。カンテの一族は1840年頃からこの地でワインを造っており、現在のオーナー、エディ・カンテ自身も、カルソのDOC認定の立役者で、カルソのコンソルツィオ(協会)の初代会長でもありました。
ローマ時代よりカルソのワインは重用されており、この地で造られたワインが薬として各地に広まり皆に親しまれておりました。
カルソは地理学用語で使われるカルスト(スロベニア語:クラス、イタリア語:カルソ)の語源となった地域で、その名の通り石灰質が豊富な土壌が特徴で、ボーラと呼ばれる北から吹く地方風と合わさり、この地独特のテロワールを形成しています。カルソの土地は地面のすぐ下に分厚い岩盤があり、土の少ない非常に痩せた土地のため、樹が大きくなりすぎず、自然と収量も落ちます。
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所有する畑はイタリアに9ha、スロヴェニアに6haと、国をまたがって計15ha所有しております。尚、以前はカルソのコンソルツィオ会長だったカンテですが、DOCの枠組みに縛られずワイン造りを行いたいため、現在ほとんどのワインはIGT、またはVdTとしてリリースしております。
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カンテが語られる際、必ず登場するのが、カルソの分厚い岩盤をくりぬいた地下15mのセラー。風の循環を良くするため丸いフロアになっております。階層により温度、湿度が違い、バリックは地下3階、大樽は地下2階、ステンレスタンクが地下1階と各層ごとにその役割がわかれております。温度管理機能付きのステンレスタンクでなくても、このセラーのお陰でタンク内を適切な温度で保てます。
カンテのワインは早くとも2年、物によって20年以上も熟成可能と言います。そのため複数のヴィンテージをストックしており、飲み頃になってから出荷する為、生産量は少量ながらも大きなセラーが必要となります。
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各ガイドブック評価
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- スローワイン2012
カンテは厳格な仕事を行い、カルソでの基準となった。口伝でのみ伝わってきた古い生産者たちの伝統は、カンテが現れる以前はほとんど忘れ去られていた。カンテはスロベニアとの国境近くにあるこの素晴らしいテロワールを代表している。
- エディ・カンテはカルソのワインを世界中に広めた生産者です。
- しかし彼は成功を追い求めたわけでなく、
- 只々昔から行われてきた地道な作業を一生懸命行っただけです。
- 岩から土を造り、葡萄を栽培してきた過去の生産者へのリスペクトを感じられる。
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- ガンベロ・ロッソ2012
- 高いクオリティーのワインを造ることは無理だと思われていたカルソの土地でカンテはこのエリアのワインを世に広めたパイオニアだ。岩を掘りつくった地下3階建ての醸造所は自然醸造に対する記念碑だ。
カンテのワインは岩の多い土壌、ボーラ、水不足への挑戦から生まれた。どれも素直で、この地のテロワールを見事に表現している。
エディ・カンテは頑固で、好奇心旺盛、繊細な詩人であり、アーティスト、そしてアイデアのあふれる火山のような人です。カルソの申し子的存在で、予想外の行動で人を驚かせるが、感動も与えてくれます。
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- エスプレッソ2012
カルソのエリアで素晴らしい白ワインを造るパイオニアです。エディ・カンテは仕事でも私生活でも常に新しいことを考え、自分自身の限界への挑戦をし続けています。カルソの伝統的な味わいを表現している。
ドゥエミラヴィーニ2012
カルソのワインのパイオニアといえば、それはこの地のカリスマ、エディ・カンテに間違いありません。ヴィドヴスカはこのエリアの象徴的存在で、テラーノは過去最高の出来。
ワイン&スピリッツ誌 2011年世界のトップ100ワイナリーに選出
アドリア海沿岸トリエステ周辺の山地で、カルソの土壌とボーラの風により極めて低い収量で、土着品種からヴィドヴスカ・セレツィオーネのようなシャープな酸とふくよかな果実味のワインを生産するワイナリー。
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ワイン・アドヴォケイト#199
カンテのようなワインに出会った時、私はなんと表現すればいいだろうか?これくらい見事なクオリティに直面した時には、言葉すら不要となる。カンテのワインにはこの葡萄畑が位置するカルソの息吹が吹き込まれている。イタリアに於けるコシュ・デリのような存在だ。
ワイン・アドヴォケイト#193
エディ・カンテはフリウリのスーパースターの一人だ。長年に渡り、彼は素晴らしい実績を築いてきた。
ワイン・アドヴォケイト#185
カンテはフリウリで最もユニークなワインの造り手の一人である。抜栓直後は少し内向的に感じられるが、空気に触れる事により美しく花開く。
ワイン・アドヴォケイト#179
カンテのワイナリーへの訪問は、今回のフリウリ訪問の最重要点だった。岩盤をくりぬいた地下室は温度や空気の循環など理想的なものだ。彼のワインには、「ぶっ飛んだ」という表現ですらまだ控えめな程に感動した。
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