メゾン・ジョゼフ・ドルーアン Maison Joseph Drouhin
ぶどう栽培倫理
全てに共通すること: ぶどう樹を管理するための、大変骨の折れるきまりがあります。これらは、すべてのブルゴーニュワインにはあてはまらないのかも知れませんが、より自然で、より良いぶどうの育成には不可欠なものです。
土壌を尊重すること: 植え替えが行われる時には、土壌が2〜3年の休眠を経ていなければなりません。除草剤などの化学薬品は一切使用せず、昔ながらの鋤(すき)を使って耕し、肥料も野菜で造った天然の堆肥を使用しています。収穫量を多くするための工夫は行っていません。 収穫量が適度でないと、果実に必要な養分や成分が果実に充分に凝縮されないからです。
環境を尊重すること : 自然条件を生かし、ぶどう樹の虫害や病害には、自然由来のもので対応し、科学肥料や殺虫剤などは使用しません。例えば、自然のバクテリアや捕食動物(天敵)などは、科学薬品の代わりになりますし、ジョゼフ ドルーアンでは長年に亘りこれを実践しています。
最もシンプルで、自然なアプローチ。これがドルーアンの基本です。
ワインメーキング倫理
最先端のワインメーキング技術や、何か奇跡的なレシピにご興味をお持ちの方々は、おそらくがっかりされるでしょうが...私たちのワイン醸造は伝統的そのものです。
ジョゼフ ドルーアンのワイン醸造に対する倫理: ぶどうの「あるがまま」を尊重すること 手摘みの収穫、ぶどう畑からワイナリーのぶどう輸送時に、小さな箱を使うこと(ぶどうのダメージを抑える)、発酵樽やプレス機への搬入はすべてベルトコンベアでゆっくりと行うこと