WineList 【 F-526 】
2011/11/17 ボジョレ・ヌーボー がやってくる
訃報 マルセル・ラピエール氏が、2010年10月10日永眠されました。体調をくずしておられることなど、全く思いもよらないことで大変驚いております。ワイン生産者、ワイン関係者にとどまらず多くの人が慕う柔らかな人柄だったと聞きます。 収穫を迎えたこの時期、体調が優れない中も最後までブドウ畑に立とうと病魔と闘っていたとのこと、最後の最後まで一人のブドウ栽培者、ワイン生産者としてその生を全うしようとしたマルセル ラピエール氏。氏が与えてくれた多くの感動と喜びに感謝すると共に心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
ラピエールブランドのワインは、経営上は2種類のワイナリーに分かれています。 Dm.マルセル・ラピエールとCh.カンボンです。 2010年からN社とT社の2社がそれぞれの日本代理店となっていることから、今年(2011)も日本での「ラピエール ブランド」のボジョレー ヌーヴォーに関しましてはN社と T社の2社からそれぞれ別キュヴェとしてリリースされます。
一つは ●ラピエール家が代々所有するモルゴン村の区画から 各種ワインを生産する「ドメーヌ マルセル ラピエール」 (近年はドメーヌ マルセル & マチュー ラピエールとも 表示されます)。 【生産ワイン】 VdPゴール、 モルゴン、 キュヴェ マルセル ラピエール
ラベルは昨年同様、VdPゴールのラベルデザインを手掛ける モーリス シネ氏デザインによるもので、マセラシオンを短くして軽やかな果実味が特徴だと言います。
もう一つは ●ラピエールの夫人が所有し、ACボジョレーの区画から各種 ワインを生産する「シャトー カンボン」。 【生産ワイン】 シャトー カンボン ロゼ 、ボジョレー・シャトー カンボン 、ル・ カンボン ボジョレー
ラヴェルは、前輸入元のミレジム社で使用しておりましたラベルデザインで、フランス国内で流通しているクラシックなスタイルを追及したスタイルの Ch.カンボン(ラピエール)ヌーヴォーとしてリリースが予定されています。
〜2011年現地情報〜 Chateau Cambon ボジョレー・ヌーヴォ 2011
彼は、現在「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた自然派生産者が活躍しています。中でも今やブルゴーニュを代表する醸造家の一人であるフィリップ パカレは、彼の甥にあたる事も広く知られています。実は、パカレのヌーボーも、Ch.カンボンのブドウを使って、パカレが醸造したものなのです。
しかし、「自然派ワインの巨匠」という大看板以前に、モルゴンの地、ひいてはボジョレーの地に深く根ざした素朴で伝統的な生産者であることも忘れることはできません。3世代にわたってモルゴンでワイン造りに携わ、この土地の個性を表現することに努めてきたラピエール家は、その歴史と経験に裏打ちされた手法でモルゴンの、そしてボジョレーのテロワールを描き出します。