WineList 【 i-153 】

ベスパと命名された
フリウーリのシリアスな白ワイン
ガンベロロッソでは1999,2000そして2001と3年連続トリビッキェリ



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バスティアニッヒ
“ ベスパ ” 白
ヴィーノ・ダ・タヴォーラ

Bastianich
" Vespa " Bianco 2001 & 2005
Vino da Tavola

産地 : イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
生産者 : アゼンダアグリコーラ・バスティアニッヒ社
品種 シャルドネ45%、ソーヴィニォン・ブラン45%、ピコリット10%
アルコール度 : 14%

9月中旬に手摘みで収穫された後、セラーで品種ごとに処理をされます。シャルドネとソーヴィニォンは半量づつ新しいアリエ産のバリックとステンレスの容器で発酵されます。一方ピコリットは新しい500リットル入りのトノーで発酵される。醸造後、ワインはそれぞれの容器の中で1年間寝かされ、それからブレンドされ、ベスパ・ビアンコとなります。このアッサンブラージュされたワインは、さらに18ヶ月間瓶熟され、収穫の2年半後にリリースされる。白でも赤でも“ベスパ”の裏にあるコンセプトは、完成したワインでブレンドを造るというもので、発酵前に異なる品種を混ぜてしまう従来の「フィールド・ブレンド」とは対照的な考え方です。

ピコリットの桃のような甘い香りが印象的だが味わいは決して甘味はなく、ソーヴィニォンブランのモノと思われるしっかりした酸もツンとしたところがなく、バランスが良く、酒体はおおきい。非凡な複雑性を感じました。完成度は高い。(2004/03/03、インポーターの試飲会で) 

 
若いうちのベスパ・ビアンコは、ミネラル感と柑橘類のピーンと張り詰めたバランスのとれた状態で、時が経つにつれ、野の花とクローバーの蜂蜜、熟した洋ナシのより粘り気のある表情に進化していく。ベスパ・ビアンコの味わいの強さは、実際、むしろ赤ワインに近い。パワーのあるタニックな構造と酸のバックボーンが直接のインパクトだけでなく、寿命の長さも期待させられます。
ベスパ Vespa (スズメバチ)と命名されたのは、セラーの中で発酵中の樽の近くを飛ぶスズメバチから付けられたという単純なものだが、ボトルのワインは、フリウーリのテロワールからの期待通りのシリアスな白ワインです。
ガンベロロッソでは1999、2000、そしてこの2001と3年連続して3グラスを獲得していることからも実証されています。 
 
アゼンダ・アグリコーラ・バスティアニッヒ社:
設立者はニューヨーク生まれのジュゼッペ・バスティアニッヒ氏。彼はニューヨークでは料理のオスカー賞とも言われるジェームズ・ビアード財団賞の受賞経験者のひとりでもあります。
ジュゼッペ氏の母がイストリア半島のプーラの出身ということで、子供の頃、母親のリディアと共にフリウーリ地方を訪れ、長い時間をここで過ごしました。この地方のの文化、そしてこの土壌の産物について学ぶにつれ、この地方が世界一流のワイン産地として途方もない可能性を秘めていることを学んだのでした。母リディアのこの土地への強い絆とジュゼッペの情熱は、1998年、ついにコッリ・オリエンターリ・デル・フリウーリのDOC区域にあるブットリオの町に20haの地所を購入し(ブドウ栽培面積は5ha)、アゼンダ・アグルコーラ・バスティアニッヒの設立という形で結実したのです。この地方最高のテロワールとして定評のあるコッリ・オリエンターリの彼らの畑からのワインは翌・1999年にデビューするや、批評家の絶賛を浴びたのです。
独特のテロワールから最高のワインを生産することに力を注ぐ彼らのブドウ畑はブリオットの中でも最古のもので、樹齢は最高で50年だという。ブドウ1本の樹から1本のワインを造れるように、最先端の密植技術を取り入れ、収穫が厳しく管理されており、ブドウ畑での作業は全て手作業で、機械による剪定や収穫は一切おこなわれない。アゼンダ・アグリコーラ・バスティアニッチのワインは全て自社畑で栽培され、自社で瓶詰めされています。リリースされるワインの種類は白ワイン2種と赤ワイン2種のたった4種類だけです。

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