WineList 【 i-2471 】


2011年度版にてヴァッレ・ダオスタの白の土着品種で
初のトレ・ビッキエリに輝いた実績

 

 

プティット・アヴェリーヌ
Petite Arvine

ドゥエミラヴィーニ
ヴァッレ・ダオスタで最も興味深い生産者

ガンベロロッソ
グロジャンのワインはテロワールを
映す鏡でありヴァッレ・ダオスタの伝統だ
 


ドーファン・グロジャンと5人の子息

<グロジャン>1969年に元詰めを開始。『自然なワイン造り』をモットーに、アルプスに抱かれたヴァッレ・ダオスタのテロワールを反映させた果実とミネラルが感じられるワインを生み出している。この地の畑は機械作業など不可能な急斜面にあり、数haの畑しか持たない兼業農家が多い。そのため、協同組合が非常に強く、D.O.C.の栽培面積の半分を所有するほどだ。よほど志が高くなければワイン造りを自社で続けることが出来ない土地で、クオリティのワインに打ち込み、また古い畑の復興にも力を注ぐグロジャンのような生産者は稀である。
天然酵母による発酵や、SO2の添加量を抑えるなど、昔ながらの自然なワイン造りを続けている。
現在醸造を担当するのは5人兄弟の長兄ヴァンサン・グロジャン。レ・クレーテやアンセルメなどトップ生産者が集うヴァッレ・ダオスタの生産者団体の会長を務める彼は、イタリアのワインガイドで「ヴァッレ・ダオスタでも指折りの醸造家」と評されている。
ガンベロ・ロッソでは2009年度版以降、3年連続トレ・ビッキエリを獲得。2011年度版にてヴァッレ・ダオスタの白の土着品種で初のトレ・ビッキエリに輝いたプティット・アルヴィーヌや、他のイタリアの産地のピノ・ネロとは一線を画すピノ・ノワールなど、彼らのどのワインにも涼やかな山の気候を反映した気品と、凝縮したアロマ、そして自然の滋味が満ちている。


 

 

グロジャン・フレール
プティット・アルヴィーヌ 2011 ヴィーヌ・ロヴェッタ
ヴァッレ・ダオスタ・白

Grosjean Freres.
Petite Arvine 2011 Vigne Rovettaz
Vallee D'Aoste DOC


産地  : イタリア、ヴァッレ・ダオスタ州(1) クアート村ロヴェッタ畑
生産者
 : グロジャン・ファミリー
醸造責任者 : ヴァンサン・グロジャン(5人兄弟の長兄)
ブドウ品種 : プティット・アルヴィーヌ100% 
畑 : リヴェッタ畑の70%は南西向き斜面
樹齢 : 約20年(1988〜1990年植樹)
栽培 : 1975年より殺虫剤や防ダニ剤不使用。長年、化学薬品・化学肥料は使わないビオロジックの手法でブドウを栽培。オーガニック散布剤やよくこなれた堆肥のみを用いている。
収穫 : 9月下旬の手摘みで収穫。スモール・カートを用いて運搬。
醸造 : 天然酵母を用い、80%は小さいステンレス・スティールのヴァットで、20%は木製の樽でアルコール醗酵。
熟成 : ステンレスタンクとフレンチオーク・バリックで7ヶ月。
アルコール度 : 13%
年生産量 : 約14,000本
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。辛口。
ビオロジック。2011にはビオ認証取得。ビオデナミを目標としている。
評価 -2011版でトレ・ビッキエーリの実績
 

グロジャンが復活させた畑であるヴィーヌ・ロヴェッタもヴィーニャ・ズリアットと並ぶ最高のクリュ。黄色い花や甘いオレンジ、アプリコット、洋ナシを思わせるフローラルな香り。肉厚な果実と緊張感のある酸のバランスが秀逸で、エネルギーとフレッシュさに溢れている。香り高く濃密という品種の美点が活きる上品なフルボディ。 

 

フランスとスイスの国境に接し、イタリア20州の中で最も小さいヴァッレ・ダオスタ。総面積の約85%を丘陵・山岳地帯が占める険しい土地であり、ブドウの栽培面積、ワインの生産量においても最小の州である。州唯一のDOCエリアはドーラ・バルテア渓谷沿いに広がり、日当たりの良い急勾配の山肌にぴったり寄り添うように設けられたテラス状の畑でブドウが栽培されている。長い極寒の冬と、暑さの厳しい夏という大陸性気候で、イタリア全土でも類をみないほど降水量は少なく、この乾燥した気候と通気性の良さのおかげでブドウはカビなどの病害にかかりにくい。また、アルプスの山間部にあるため、畑の標高は高く、日照時間は短いが、昼間は背後にそびえるモンブランからの照り返しにより畑の気温が上がり、夜は急激に気温が下がるため、果実がゆっくりと熟し、熟度と酸度のバランスが良いブドウが得られる。

機械作業など不可能な急峻な斜面の畑を見ればわかる通り、この地のブドウ栽培は容易ではない。狭小の畑のみを所有し、瓶詰めまでを自社で行うのが困難な生産者が多い一方で、アルプスの山々に抱かれた美しいテロワールを映し出す宝石のようなワインで注目を集める造り手も存在する。州都アオスタ近郊のクアートにて、代々ブドウ栽培を行ってきグロジャンもその一人である。1969年にドーファン・グロジャンが元詰めを開始して以来、5人の息子とともにクオリティを求めてワイン造りに打ち込んできた。10haの所有畑はクアートと隣村のサン・クリストフにあり、標高の高い畑によく見られる痩せた砂と石灰からなる土壌を持つ。ピノ・ノワールやピノ・グリをはじめ、フミンやプティ・ルージュ、コルナリン、プティット・アルヴィーヌなどヴァッレ・ダオスタならではの土着品種が植えられている。


ヴァッレ・ダオスタ州

グロジャンファミリーのワイン

 i-2471 プティット・アヴェリーヌ ヴィーヌ ロヴェッタ

  i-2472 ピノ・ノワール ヴィーニュ ズリアット

 


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