WineList 【 i-5007 】

1997→ワインスペクテーター(2000/10/31掲載):91点
1998→ワイナート2001秋号では'97よりも評価大
1999→3グラスに届かないまでも過去最高の出来!


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ファットリア・ヴィテッチオ
モニーレ・赤

Fattoria Viticcio
Monile I.G.T
 

産地 : イタリア、トスカーナ州、キアンティ・クラッシコ グレーヴェ・イン・キアンティ トスカーナI.G.T.
生産者 : ファットリア・ヴィテッチオ
エノロゴ : ヴィットリア・フィオーレ
ブドウ品種カベルネソーヴィニォン80%、サンジョヴェーゼ・グロッソ20%
アルコール度 : 13.5%

厳選したブドウ、酵母を用ちい、ステンレスタンク発酵。約半年後バリックに移して、18ヶ月間熟成。瓶熟最低12ヶ月。
ヴィティッチオはキャンティのグレーヴェ地区に1966年設立の新進のワイナリーですが、その土地に合ったクーロン種を使い、酵母も厳選。そして、醸造に関しては、カルパッツィオ、モンテヴェルデといった主要なワイナリーを手掛けたエノロゴのヴェットリオ・フィオーレ氏に指導を仰ぎ、近年、格段に評価をあげているといいます。すでに、アメリカではワインスペクテーターで高得点を獲得し、評価は高い。

 


美しいトスカナ式の田舎のブドウ園 に
よって囲まれるFattoria Viticcio

 

 


アレッサンドロと彼を支える
5人の女性
(母、妻、3人の娘)

【 i-5007 】Fattoria Viticcio. 1997 Monile
始めは閉じているのに時間が経つにつれて口の中にプラムやチェリーのアロマ。洗練された上品なトースト香。長く拡大され最後まで余韻残して去って行きます。
ワインスペクテーター(2000/10/31掲載):91点
プラムの皮やブラックベリーのアロマ.ベルベットのようなタンニンと心地好いフィニッシュ.2002年以降がベストな飲み頃(以下略)

【 i-5007_98 】Fattoria Viticcio. 1998 Monile
【ワイナート2001年秋号より抜粋】欲を言えば少しシンプルで、奥行きには欠ける。だが高めの酸と緻密なタンニンとシリアスな陰りがカッコいい深い果実味が、甘くジャミーな美味しさだけには止まらない、ワインとしての格をもたらし、なかなかに充実した飲み応え。とても密度の高いスミレ、ミネラル、黒い果実の香。
1998年は現在、より柔らかく丸みが増しつつある。ワイナートでも97年ヴィンテージよりも好評価をうけ話題になった98年ヴィンテージ。

【 i-5007_99 】Fattoria Viticcio. 1999 Monile
ガンベロ・ロッソ トレビッキエーリという名声があるプルナイオに比べるとモニーレはちょっと名前が弱いかもしれません。しかし、間違いなくこれはヴィティッチオの自信作。過去最高の出来きであり、今はプルナイオよりおもしろいアイテム。はっきり言って、なんでプルナイオ1999よりも評価が1段落ちているのかは理解に苦しむところ。自分だったら、多分同じ評価にしてるし、カベルネが好きだからこっちの方が個人的には好きなくらい。しかも、今回のモニーレ1999のレベルアップには感心させられる。ちょうど、プルナイオがガンベロ・ロッソ トレビッキエーリに選ばれる前の勢いに似ているような気もするが、そういう段階のワインが一番ワクワクさせられるもの。
カベルネのレベルアップももちろんのこと、今回の20%含まれるサンジョヴェーゼのレベルアップがこのワイン全体の印象をよりはっきりと浮かび上がらせ、完成度の高さを感じさせている。
【ガンベロ・ロッソ 2003より抜粋】最初のアプローチとして、ヴェジタルの香、ベースにはバランスのよいオークの香がありそれを支えている。その後、柔らかさ、素晴らしい密度感を感じ、最後にはほろ苦い心地よい香が口の中に残る。

【 i-5007_01 】Fattoria Viticcio. 2001 Monile
玄人好みのスーパートスカンと噂されるヴィティッチオの滑らかなカベルネ。すぐり、ミネラル、そしてスパイスのアロマ。細やかなタンニンで緻密で心地よいアフターティストが魅力。生産量:8,100本。
(2001)「ヴェロネッリ 2006」 スーパー3ツ星 。WS:90点

【 i-5007_03 】Fattoria Viticcio. 2003 Monile
「プルナイオ」「モニーレ」とも納得がいかないとしてこの2つのフラッグシップはリリースされなかった。2年ぶりに登場の「モニーレ」は
(2003)「ヴェロネッリ 2007」 3ツ星
通常は、飲み頃が来るまでビン熟期間が必要だが、2003に関しては現在からでもおいしく飲めるヴィンテージ。また今後最低でも10年間は、十分楽しめるワイン。

 


ヴィットリア・フィオーレ :

1941年5月14日アルト・アディジェで税査察官の息子として生まれました。義務教育後、田舎から抜け出し専門的な職を身に着けるため、現在でも有名なサンミケーレ・アディジェ農業専門学校で学び、現在に至ります。フィオーレは大きく分けて以下3つの時期が、現在エノロゴとしてのベースになった重要な経験であったと振り返っています。
<1>  〜1961年醸造所の基本的な作業を習得期
 Venetoのプロセッコメーカーで修行。
<2> 1961 - 1971年醸造の本質を学んだ時期
 マルタ島、ピエモンテのワイナリーで醸造に携わる。
<3> 1972 - 1978年世界的視野でワインを学ぶ時期
 1972年、イタリアワイン醸造協会理事に任命。フランス、スペインなど世界を回る。

以後1978年、妻の病気をきっかけに、トスカーナへ移住。独立して本格的にワイン醸造コンサルタントを始めました。1995年には最優秀エノロゴ賞受賞。以前は50以上のワイナリーをコンサルタントしていましたが、今は20件ほどにおさえています。
カバルッツィオ、モンティヴェルデといった主要なワイナリーを手がけ、イタリア醸造技術協会理事や国際醸造家執行委員といった要職を歴任してきたイタリアワイン界の重鎮。
ポデーレ・ポッジオ・スカレッティでサンジョヴェーゼのみで造る「イル・カルボナイオーネ」があまりにも有名。
彼は自分のエノロゴという仕事について、こういってます。
消費者に対して敬意を持ち、目標に向かい取り組むことです。限られた時間の中で葡萄から新しい命を生み出し、その中にテロワール、アンナータ(年)などメッセージを吹き込むことが出来るエノロゴという仕事は、ワインという文化の表現者と言えるでしょうと。

その他のヴィテッチオのワイン
 ● i-5008 ファットリア・ヴェテッチオ、プルナイオ

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