パッソピシャーロ、グアルディオーラ シチリア・白 Passopisciaro. Guardiola 2012 & 2013 Sicilia Bianco I.G.T 産地 ： イタリア、シチリア州(１９)エトナ山の北側斜面、標高1000m〜1100mのグアルディオラ畑 土壌　：　深さ30メートルの溶岩灰 植密度　：　１３，０００本／ha ブドウ樹齢　：　５年 生産者 ： アンドレ・フランケッティ氏 （トリノーロ、オーナー） 責任者　：　リンチェンツオ・ロマウロ ブドウ品種 ：　シャルドネ１００％ 発酵　：　マロラクティック発酵の後、ステンレスタンクで熟成後、更に２ケ月は18ヘクトルリットル入りの大樽で熟成。瓶詰め　：　濾過後瓶詰め アルコール度： １３．５％ 容量　：　７５０ml 生産量　：　４，８００本 タイプ　：　白ワイン。　香り豊かな辛口

　

トリノーロを送り出し、トスカーナの無名の地、サルティアーノを一躍有名にしたアンドレ・フランケッティ氏。そのフランケッティ氏がもう一つワイン産地として求めたのがシチリア。
東部カターニャ県、エトナ火山の北斜面の標高600〜1000mの溶岩がゴロゴロしている畑から2000年試験醸造して満足がいく結果を得、さっそくブドウ畑を購入しました。
翌・2001が初ヴィンテージとなったパッソピシャーロは、ネレッロ・マスカレーゼからの赤ワイン。

　

そして、パッソピシャーロの白ワインを生み出すべく試行錯誤の末、最適な白品種に選ばれたのが、さらに標高の高い畑「グアルディオラ」のシャルドネ。この2007が初ヴィンテージとしてリリースされました。

　

きれいに輝く黄金色。まるみをも感じさせる爽やかで豊かな香りに、シチリアの強い日差しと、土壌からのミネラルをたっぷりと蓄えたワインは、辛口シャルドネワインの代表的存在の「シャブリ」とはミネラルの質が違うし、鋼に例えられる「ピュリニー」とも異なり、キリリとした味わいでシリアス。火山岩土壌の影響なのでしょうか・・・？「グアルディオーラならではの味わい！」として個性が際立ちます。気持ちの良い余韻が長く続きます。
１ヘクタール当たりの植栽本数１３，０００本は驚異的な数で、グアルディオーラの畑の特徴でもあります。

　

ガンベロ・ロッソ：シャルドネで造るグアルディオーラ2007は最高のレベルを見せつけている。フレッシュでコクとミネラルがあり、まさに私たちがエトナの白ワインとして待っていた味わいだ。

　

日本では、初ヴィンテージのパッソピシャーロ2001から 「トリノーロ」のフランケッティがシチリアに進出したとして ワイナート「シチリア特集」 2004 夏号の表紙をかざり、大きく取り上げられました。