WineList 【 i-871 】
【アゼンダ・アグリコーラ ジュスティ・ピエールジョヴァンニ】 現生産者ジュスティ・ピエールジョヴァンニ氏の祖父が1930年にこの地でワイナリーをはじめる。大学農学部在学中に父を亡くしたジュスティは跡継ぎとして、何が出来るかを考えた。それまで 「ラクリマは早飲みワイン、熟成はできない」「多品種とブレンドして本来の力が生かされる葡萄」といわれていたので、父の残したこの葡萄品種を追求しようと考えた。2000年よりマルケ州出身のジャンカルロ・ソヴェルッキ氏を迎え根本的に収穫方法、醸造方法を方向転換し飛躍的にラクリマのブドウ特性を表現し始める。
【ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ DO】 マルケ州アンコーナから30Kmほど西、アドリア海海岸線から約10Kmぐらい内陸に入ったモンテ・サン・サヴィート村など約直径10Km円内に点在する畑。この地区で取れたラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ品種を85%以上使用(定範囲内15%までモンテプルチアーノなど他赤ブドウ品種を混醸可能)。1985年に認められたDOで、事実上このDO認定がこのブドウを絶滅から救う結果になりました。 トスカーナと似た丘陵地帯が続き、海から近いため、常時風が吹き、夏期朝夕の気温差が激しいのが特徴。