WineList 【 i-9660 】


ピエモンテ

絶滅寸前のブッサネッロ種からのモンフェラート
Crotin Plisun


 

クロティン、モンフェラート 白 2016 プリズン

Crotin. Monferato D.O.C Bianco 2016 Plisun


産地 : イタリア、ピエモンテ州(2)
格付け :
 モンフェラートDOC
生産者 : クロティン 1897 ソチエタ・センプリチェ・アグリコーラ
ブドウ品種 : ブッサネッロ種100%
植栽密度 : 
単位収穫量 : 50〜60hl/ha
熟成 : ステンレスタンク醗酵、シュール・リーにて6か月タンク熟成
アルコール度 : 12.5%
容量 : 750ml
年平均生産量 : 4,000本
タイプ : 白ワイン。 ミディアムライト辛口
 :  EU有機ワイン認証

白い花のようなアロマが感じられ、豊かな酸味と火打石のようなミネラル感が感じられる。柑橘系フルーツの印象も強くバランスが良い味わい。

ブッサネッロ種 Bussanello
G.ダルマッソ博士のてによりリースリング・イタリコ種とフルミント種を交配し、誕生した品種です。1960年代〜70年代には多く見られた品種ですが、現在では絶滅寸前の品種であり栽培し製品化しているワイナリーはほとんどありません。収穫時期は8月下旬〜9月初旬ごろ。比較的暖かいところを好む品種のため、黒ブドウ畑の近辺に畑が位置することが多く、しっかり完熟するため高めの糖度を持ちます。

 

1897年に創業以降、マレットの村でワイン造りに励んできました。同村では他にワイナリーは無し。現在のフェデリコ・ルッソの代の前まではフレイザ種やバルベーラ種など、アスティ県を代表するブドウを中心に植えていましたが、フェデリコ・ルッソ氏の時代になってブッサネッロ種(2003年-)やマルヴァジーア・モスカータ種(2014年-)など、絶滅の危機にさらされているブドウ品種へのチャレンジが目立ちます。
フェデリコ・ルッソ氏自身が醸造学を勉強していた際に、授業の中で聞いていた魅惑的なブドウ品種の話…
「昔はブッサネッロというものがあって…」や「マルヴァジーア・モスカータという面白いブドウ品種が植えられていた」などの話にずっとフェデリコ・ルッソ氏は興味をもっていました。
「いつか、自分も取り組んでみたい」
この好奇心旺盛さが独自性の強いクロティン社を支える源と言えるでしょう。
ヴィニタリーなどの国際見本市に出展するにつれて、輸出が増えてきたクロティン社。
イタリア国内では地元の顔見知りのレストランに卸している、地元密着型のワイナリーです。
総生産量も約35,000本ど非常に規模が小さく、1ワインあたりも3,000-5,000本程度と少量生産を貫く「知る人ぞ知る」ワイナリーです。
将来的には増設も考えていますが、その場合でも「総生産量が8万本を越えることはないと思う」と品質志向を口にします。
ブッサネッロは2つの畑のブドウを使用し造られます。
プリズンは両畑がある地区名になりますが、至近距離でも特徴は異なります。 最初に植樹したのは2003年です。
ワイナリーから少し離れた方の畑は粘土質と凝灰岩質が入り混じりミネラル感とワインに厚みをもたらします。ワイナリーの隣にある畑は砂質及び石灰質であるため、ワインに酸味と香りをプラスします。これをブレンドすることにより、酸味と果実味のバランスを重視しています。

Federico Russo
Owner -Agronomo

Corrado Russo
Owner-Enologo

Cristiano Garella
Winemaker

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