明治18年創業、130年以上の歴史や伝統を保ちながらも多彩なワイン造りへ挑戦し続ける(株)ルミエール。このワインは、高い糖度とミネラル感の持つ岩手(いわで)地区のブドウを活かした爽やかな味わいが人気の逸品です。
「シュール・リー」とは澱の上という意味で、ワイン発酵後、長期間(2〜4ヵ月)澱とともに放置しておくことで、澱からアミノ酸が分解・生成され、ワインに旨味を与えると言われる。
また、「果汁からビン詰までの間にワインの移動が最小限に抑えられる点で、空気との接触が少ないため酸化しにくく、搾った時点のぶどうそのもののフレッシュさや果実味を閉じ込めることが出来る」という利点もあります。
この製法で良く知られるのは、ロワールの「ミュスカデ・セーブ・エ・メーヌ」です。
甲州をシュール・リーで商品化して発売したのは20年?以上前にメルシャン社が最初だったように記憶しています。以来、各社がこのアイテムを発売しており、辛口の甲州を楽しむには、欠かせない醸造スタイルだと思います。
ルミエール社では、2006年から商品化したとのこと。