Wine List 【 S-3801 】

 

 

 

 アリベスの土着品種、ファン・ガルシア種のワイン
Abadengo
程よい樽熟成のロブレ


左から
セールスマネージャーのパビエル氏
オーナーのアントニオ氏
醸造家フリオ氏

ボデガ・リベラ・デ・ペラサスの設立は1997年。これはアリベスでは早い方で、当時は見向きもされていない土地でした。必要な醸造設備を導入し、経験ある醸造家フリオ・ガジョ氏を迎え、コンセプトをめいかくにしてボデガの再建に取り組みました。その努力の結果、あのすざまじく暑かった2003年には、個性的で素晴らしいワインができたのでした。
彼らのそのコンセプトとは
『アリベス土着のファン・ガルシア、ブニャルで、この地域の伝統、経験、そしてアリベス・デリ・ドュエロの自然環境によって、濃厚な熟した果実感、粘板岩質(スレート)に由来するミネラル感のある複雑で繊細なワインを生み出す
ということです。
アリベスのブドウ畑は約1,300ha弱ありますが、中世の頃からブドウ栽培がおこなわれており、伝統的なブドウ品種は、ファン・ガルシア、ブルニャル、マルヴァジアがあり、その99%が樹齢40年以上と言われています。中でも、ボデガス・リベラ・デ・ペラサスの自社畑のブドウの樹齢は、60年以上のものばかりで100年を超えるののもあります。


ボデガス リベラ・デ・ペラサス
アバデンゴ ロブレ 
アリベス・赤

Bodegas Ribera de Pelazas
2016 Abadengo Roble
Arribes D.O


生産地 : スペイン、カスティーリャ・イ・レオン州、アリベスD.O.
生産者 : ボデガス・リベラ・デ・ペラサス社
品種 : ファン・ガルシア 100%
樹齢 : 60〜100年
単位収穫量 : 2,500t/ha未満
醸造 熟成 : 28〜30℃に温度管理された15,000〜20,000リットルの円錐型のステンレス・タンクで18〜30日間アルコール発酵、マロラクティック発酵6〜20日間。
熟成 : フレンチオークの樽(新樽60%、2年樽40%)で4ヵ月熟成
生産本数 : 本
アルコール度 : 13%
容量 : 750ml
ワインのタイプ : 赤ワイン。ミディアムフルボディ

紫がかった濃いガーネット色。キイチゴ、グースベリー、フランボワーズなどの赤系果実のアロマが広がり、続いて樽に由来するバニラのアロマなども広がってくる。フレッシュで、豊かな果実味と程よい酸のバランスが素晴らしい。重すぎず、しかしながら存在感をも感じさせる良品。
『アバデンゴ』とはサラマンカ県にある広大な地域の名前で、中世には修道院の所有地でした。

 

  
完熟したファン・ガルシアのブドウ 

  

ファン・ガルシア Juan Garcia :
スペインの黒ブドウ。カナリア諸島にも栽培されているらしいが、これはかっての交易によりもたらされたもので、アリベス・デル・デュエロの土着品種です。ほとんど他地域ではみかけられない絶滅しそうな品種ですが、デュエロ河岸の急峻な地形によりフィロキセラの害が及ばなかったことと、ウドン粉病、ベト病、などの病害虫に強いというこの品種の生命力の強さで生き残りました。早熟で果房は凝縮しており、9月下旬には収穫でき、バランスの良いワインとなり熟成に適した品種です。

ボデガ・リベラ・デ・ペラサスのファン・ガルシアは、断崖の滝、段々畑に囲まれた粘板岩の畑で、株仕立てで栽培されており、ブドウの収量は1ヘクタール当たりわずか2400kgに抑えられます。
ワイン造りにおいては、優良なぶどう株のみを選び、収穫までの全行程にわたり畑を念入りに手入れし、人工的な加工をせず、手作業での収穫。しして、ボデガへ運んでの手作業の選果、長期熟成タイプに関しては、きめ細かい樽での熟成を行います。使用する樽はフレンチオークに特にこだわります。
そして、最高の状態でお届けするためのボトリングとなります。

 

 

 

 
ボデガ

 

 

  
ファン・ガルシアの株

 
ドウロ河の対岸はポルトガル

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