Wine List 【 S-619 】

アルマンセニャスの新顔、2008が初ヴィンテージ
Calizo de Adalas

 

 

ボデガス・アルマンセニャスは<クロ・エラスムス>のヴィンヤード・マネージャー、エステル・ニンとプリオラートのコンビエ=フィッシャー=ゲリン(クローズ・エルミタージュのローレン・コンビエ、コート・ロティのジャン・ミッシェル=ゲリン、そしてプロヴァンスのピーター・フィッシャーがプリオラートに設立したボデガ。ワインのブランド名はTrio Infernalトリオ・インファーナル)で醸造を担当しているペプ・アグイラル、そしてプリオラートでワイン造りを学んだパトリ・モリーリョがブドウ栽培とワイン醸造の一切を取り仕切っている。
この3人とボデガス・アルマンセニャスの出会いは2003年。アルマンサのテロワールに大きな可能性を感じた実業家のダイニエル・ベイガ・アクアド氏がスペインで最もロワールを重んじるワイン産地、プリオラートの若き天才醸造家に声をかけた。それがエステル・ニンである。エステルはペプとパトリと共にボデガス・アルマンセニャスを訪れ、そのテロワールと土着品種であるガルナッチャ・ティントレラに深く興味を抱いた。そして3人は今1つの哲学を掲げワイン生産を行なっている。その哲学とはワインの可能性を最大限に引き出すために土壌、テロワール、気候、ブドウ品種を良く理解するということ。外部の意見や技術を取り入れる前に、この哲学を最も重んじている。


エステル・ニン


ペブ・アグイラルとパトリ・モリーリョ

パーカー・ポイント99点を獲得した2003ヴィンテージに続いて、2004、2005ヴィンテージと2年連続してPP100点満点を獲得し、今やレルミタ、ピングスを凌駕するカルトワインとなったプリオラートのClos Erasumusクロ・エラスムス。
そのクロ・エラスムスでヴィンヤード・マネージャーを務めているのが、今スペインで最も注目を集める天才女性醸造家エステル・ニンだ。
ニンは自身のボデガも設立。2004ヴィンテージから生産量僅か3樽のワイン<NIT DE NINニット・デ・ニン>も手掛け、こちらも2年連続PP98点を獲得するなど、自身の名を世界中に知らしめている敏腕醸造家です。

バレンシアの南西、アルマンサにあるボデガス・アルマンセニャスは2003年、バルセロナの実業家によって設立されたこのボデガは、それまで僅か10のボデガしか存在しなかったDOアルマンサから世界に通用する最高のワインを造るために誕生した新星ボデガだ。
オーナーの並々ならぬ情熱は、天才醸造家ニンのみならずボデガの全スタッフを突き動かし、ボデガのスタンダード・キュヴェ<La Huella de Adarasラ・ウエリャ・デ・アダラス>は、初ヴィンテージとなる2004年物でくもパーカー・ポイント89点を獲得し注目を集めると、続く2005年物では92点を獲得し、一躍世界中にその名を知らしめたのだ。


 


有機栽培

価格はイメージを
クリックして
ワインプライスリストで

ボデガ・アルマンセニャス
カリソ・デ・アダラス 
アルマンサ・赤

Bodehas Almansenas
2008 Calizo de Adaras
Almansa D.O


生産地 : スペイン、カスティーリャ・イ・ラマンチャ地方、アルマンサD.O
ベンタラ・ベガ畑.
生産者 : ボデガ・アルマンセニャス
品種 : ガルナッチャ・ティントレラ50%、モナストレル30%、シラー10%、プチ・ヴェルド10%
樹齢 : 10年程度の若木を使用
単位収量 : 40hl/ha
醸造 熟成 : 自然酵母のみを使用して、ステンレス・タンクでアルコール発酵。10〜15日間のマセラシオンを経て、熟成は85%をステンレスタンクで、残り15%をフレンチオーク(新樽15%)で6ヵ月。熟成中2、3回澱引き。天然のアルブミンで清澄後、軽く濾過して瓶詰め。
アルコール度 : 14.0%
容量 : 750ml
瓶詰め : 2009年4月
ワインのタイプ : 赤ワイン。ミディアムボディ 

強烈な赤の色調に紫のローブ。新鮮な赤いベリーや花(バラの花びらやスミレ)の香りに、甘いスパイス(シナモン)、ぴりっとしたスパイス(クローヴ、胡椒など)、ビャクダン、ローリエ、メンソールが現れる。滑らかなアタックで、甘味の衝撃に加え明確ながら心地よいタンニンが口中を覆う。長くフルーティーなフィニッシュ。

ラヴェルとワイン名について
“カリソ”はスペイン語で石灰質のという意味。アルマンセニャスを囲むムグロン山を構成する石灰岩にちなみ、若飲みのワインにより濃く表れる土壌の特質をワインの名前にした。また、ラベルにデザインされている鳥は、アルマンセニャスの畑を飛び回るヤマウズラで、この鳥もまたテロワールを象徴しているということでラベルに採用されました。

ボデガス・アルマンセニャス

ボデガス・アルマンセニャスが位置するAlmansaアルマンサはLa Manchaラ・マンチャの南東の端に位置する小さな町。しかしながらスペイン最大のワイン生産地です。この暑く乾ききったスペインの端にはManchuelaマンチュエラ、Valenciaバレンシア、Yecla イエクラ、JumillaフミーリャなどのD.O.がアルマンサと共に存在している。これらのD.O.でMonastrellモナストレルと呼ばれる土着の品種が栽培されているが、アルマンサだけは固有のGarnacha Tintoreraガルナッチャ・ティントレラ種が主に植えられています。

アダラスが生まれる畑はVenta la Vegaベンタ・ラ・ベガと呼ばれています。マドリッドに通ずる主な道にこの地があったため、Venta "ベンタ"=宿屋という名前が付けられた。
ボデガス・アルマンセニャスが所有する土地面積は216ヘクタールと巨大だが、その半分以上はEl Mugron "エル・ムグロン"山の土地である。しかしこの"エル・ムグロン"山が畑のミクロクリマの鍵となっている。アルマンサは猛烈に暑く乾燥した大陸性気候であるが、"エル・ムグロン"がラ・マンチャ台地からの熱を跳ね返し、地中海からの僅かな湿気を留めてくれることにより、特有のミクロクリマが完成されるという。

今までガルナッチャ・ティントレラ種はブレンドの色付けに用いられ、決して表舞台には上がらない品種でした。しかし、ボデガス・アルマンセニャスはこのブドウこそがアルマンサのテロワールを最も正確に反映し、またモナストレルとブレンドすることによって、そのテロワールを非常に美しく表現するワインとなることを発見したのです。
アルマンセニャスのワインが超高品質であることには、理由があります。
200haにも広がる自社畑で有機栽培によって育まれた葡萄のなんと90%を地元の協同組合に売却し、元詰めワインの生産を僅か10%に抑えるという驚異的な選別によってワインを造り上げるのです。この信念は見事にワインの品質に結実するわけです。
エステル・ニンという天才醸造家のサポートも受け、世界中にその真価を証明した。
既にエル・ブジやエル・セラヤール・デ・カン・ロカといったスペイン屈指の高級レストランにもオン・リストされており、国内でも今、最も注目を集めているワインです。
猛烈に暑い夏と極寒の冬を経験するアルマンサの地に誕生した衝撃の最先端スパニッシュをぜひこの機会にご体感ください!

 

ご注文は【訪問販売法に基づく表記】をお読みの上、メール・FAXでお願いします。