Wine List 【 F-8810 】


新オーナー、ボワセ家の意向で
「アンリ・メール」から「ドメーヌ・メール」にブランド名が変更
とともにラベルデザインも一新。中身は同じです。


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アンリ・メール
ヴァン・ジョーヌ
シャトー・シャロン

Domaine Maire
Vin Jaune 2013
Chateau-Chalon A.C


産地 : フランス、ジュラ地方、シャトー・シャロンAC
生産者 : ドメーヌ・メール・エ・フィス(ボワセ家)
ブドウ品種 : サヴァニャン
アルコール度 : %
容量 : 620ml(クラブラン・ボトル)

褐色を帯びた琥珀色。アロマテックなフィノの香り。瓶で時をきざむほどフィネスを増すとさえ言われる。

アンリ・メールのヴァン・ジョーヌの貯蔵場所は非常に多様です。湿った低温の地下室もあれば高温になる3階の貯蔵所もあります。ワインは貯蔵される場所や環境により、熟成の速度も香味もかわります。アンリ・メールではこれらをテースティングし、ブレンドすることによりさらに複雑なヴァンジョーヌを造りあげるのです。高温熟成という一般のワインにとって避けるべき手法をアイディアとして加味することにより、ヴァン・ジョーヌを世界でも類を見ないワインとしたのです。 

ジュラのワイン産地はブルゴーニュの中心地、ボーヌのほぼ東にあたり、スイスに程近い。アンリ・メールは1632年に創業以来ヴィニュロン&ネゴシアンとしてこのジュラの独特のワイン(ヴァン・ジョーヌ)を支えてきたのです。現在自社畑は300ヘクタールを超え、家族経営としてはフランス最大規模を誇るといいます。実際この地方の中心都市アルボアの町中アンリ・メールの看板ばかりで、アンリ・メールの町と錯覚するそうです。アンリ・ネールでは1937年からシャトー・シャロンの製造が始まり、自他ともに認める随一の作り手で、世界最高峰の辛口白ワインの一つと言われるまでにしました。 

ヴァン・ジョーヌ。日本では『黄ワイン』と訳され紹介されているこのワインは、サヴァニャン種から普通の白ワインと同じように醗酵・澱引きを行い、収穫の翌年の夏ころ225リットルのボルドーのバリック(中古樽)に移される。
ワインはここからヴァン・ジョーヌの途をひたすら突き進むのです。樽のワインは、揮発するにまかせ、澱引きもせず補酒もされず6年間ひたすら熟成するだけなのです。この間の熟成で何が起こるかというと、ワインの表面にスペインのシェリーのフロールのようなカビが幕のように張り、この酸幕酵母がワインの酸化を遅らせ防ぎつつ独特の煙った風味もたらせるのです。

ヴァン・ジョーヌの中で、際立つアペレシオンがシャトー・シャロンACで、隣接するメネル・ル・ヴィニョーブル、ドンブラン、ヌヴィ・シュール・セーヌの3村もこのアペラシオンが認められており、それらをあわせてもシャトーシャロンのアペラシオンを名乗れる畑は約50ヘクタール程度です。ヴァン・ジョーヌのワインで一番興味を引かれるのは、ボトルではないでしょうか?
実は、このボトルサイズ(容量)がヴァン・ジョーヌの全てを物語っているのです。
このヴァンジョーヌのボトルを
クラブランと言いまず。醗酵後、6年以上も樽のまま貯蔵・熟成され、出来あがったヴァン・ジョーヌは、この間に「天使の分け」により1リットルのワインが約60%近くまで目減りすることから、ヴァン・ジョーヌのワイン容器はこの容量となったという。地伝酒として文化を語り示してくれる伝統ボトルなのです。


オマール海老のグリル


サーモンのテリーヌ


ブレスの鶏、ヴァンジョーヌを使ったソース

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