ワイン小辞典 Nini Dictionary

作成途中。随時、追加します

和名発音で５０音順になっております。
参考文献：「ワインの本」のページで取り上げた本などなど

検索目次

ア行	カ行	サ行	タ行	ナ行	ハ行	マ行	ヤ行	ラ行	ワ行
略語

[ ア行 ]

• アイスワイン Eiswein ：　ドイツ

  氷果ワイン。ドイツで樹になったまま氷らせて造るワイン。肩書き付き上級酒の一つ。詳細
  

• アウスレーゼ　Auslese ：　ドイツ
  房選り。ドイツワインの上級酒の格付けの一つ。詳細
• アッボガート Abboccato : イタリア
  半甘口。
  
• アマービレ Amabile : イタリア
  半甘口。アッボガートより甘みが強い。
  
  
• アマーロ Amaro : イタリア
  苦い。
  
  
• アマローネ Amarone : イタリア
  ヴァルポリチェラValpolicellaの高アルコール版。陰干し(Recioto)したブドウから造る。ex：マージ・アマローネ・デラ・ヴァルポリッチェラ
  
  
• ヴィーノ・ノヴェッロ Vino Novello : イタリア
  新酒。フランスではヌーボー、プリムール。ドイツでノイエ。
  
  
• ヴィーノ・デ・タヴォーラ Vino da Tavola : イタリア
  テーブルワインの意味。Vdtと略表記することが多い。イタリアのワイン法の下では一番格下とされているが、ＤＯＣの規制に従わない品種などからスーパーワインを造っているメーカーもあり、品質の悪いワインとは言い切れない。
  
• ヴィラ・ノノヴァ・デ・ガイヤ Vila Nova de Gaia : ポルトガル
  ドウロ川の河口のオポルトの町のちょうど対岸にあたるり、ポートワインの多くのシッパーの貯蔵庫がある。
• ヴィンサント Vinsanto :イタリア
  トスカーナで、アルコール分の強い甘口のワインを指す。→パッシートPassite
  
  
• ヴェネンシアドール　Venencia　：
  片手にグラスを持ち、もう一方の手で持ったヴェネンシアでシェリー酒の樽からシェリー酒を汲みグラスに注ぐ。このとき、ヴェネンシアがしなって、すーっとシェリー酒が空を切ってグラスに収まる。この所作をヴェネンシアドールといいます。
  シェリー酒の本場ヘレスでは、樽ごとにシェリー酒の出来が違うことから、樽の段階で鑑定しなければならないのですが、シェリー酒には上面にフロール（白カビ）が発生しているため、フロールをできるだけ乱さないようにするためにヴェネンシアを使い汲み上げ、空気に触れさせ、香りをたてて判断します。
  ヴェネンシアは本来、鯨のヒゲで作った黒くよくしなる棒の先に小さな銀、またはステンレスのカップがついたものですが、現在は鯨のヒゲの代用素材が多い。
  

  　

• ヴェルデ Verde ： ポルトガル
  若い
  
  
• エクスレ度 Oechsle ：　ドイツ

  ドイツのモスト（ブドウ果汁）の糖度の単位。１００mlのモストが同じ容量の水に比べて何グラム重いかという数値。例えば１０００mlで１０７０gのモストは同量の水より７０g重いことになる。この重い分の７０gはその大部分が糖によって占められているため、７０gがエクスレ度としてそのモストの糖度をさすことになります。
  ちなみにエクスレ度という単位はこの比重計発明したクリスティア・フェルドナンド・エクスレ(1774-1852)にちなんで名付けられたものです。

  　

  　

• エシェプマンテ Espumante ： ポルトガル
  スパークリング。
  
  
• エノテカ Enoteca : イタリア
  ワイン図書館・博物館。転じてワインの小売店・レストランにも用いられる。

  　

  [ Topに戻る ]

[ カ行 ]

• 格付け ：

  【ポルトガル】	VQPRD	産地限定高級ワイン。D.O.CとI.P.Rがある。
  	D.O.C	Denominacao de Origem Controlada 長い伝統のある原産地呼称地域。フランスのA.O.Cの相当。
  	I.P.R	Indicacao de Proveniecia Regulmentada 1990年以降に制定された、統制原産地表示。フランスのV.D.Q.Sに相当。
  	Vinho Rebional	ヴィーニョ・レジョナル。地方単位のワイン生産地域。フランスのVin de Pays に相当。
  	Vinho de Mesa	ヴィーニュ・デ・メーサ。一般のテーブルワイン。

• カビネット　Kabinett ：　ドイツ

  ドイツワインの肩書き付き上級酒の格付けの一つ詳細

• ガラフェイラ Garrafeira ： ポルトガル
  酒商によるプライベートリザーブワイン。
  
  
• カルタワイン Charta Wine ：　ドイツ

  かってのドイツ、ラインガウリースリングの伝統的な味筋とその品質を取り戻そうとラインガウの醸造所が終結し、1984年１０月に同盟が設立されました。１００％リースリングであること、最低８g／Lの酸を有することなどカルタ（憲章）として決められました。キャップ・シールには図のようなアーチとRheingau Charta の文字がプリントされています。2001年現在加盟醸造所数１５。

  
  
  
• カーブ Cave : フランス
  ワインの地下貯蔵庫。
  
  
• カーブ・コーペレィティブ Cave Cooperative : フランス
  ワイン栽培業者共同醸造所。
  
  
• カンティーナ Cantina : イタリア
  ワイン熟成貯蔵庫。
  
  
• カンティーナ・ソチャーレ Cantina Sociale : イタリア
  ブドウ栽培・ワイン醸造業者共同組合。共同醸造所。
  
  
• キャレット Charetto : イタリア
  ロゼ。ガルダ湖畔で産するロゼはこの表示になる。
  
  
• キュヴェ Cuvee : フランス
  醸造桶。一般にラヴェルに表記された場合は一定量の同じ質のワインの意味。
  
  
• キュヴェ・クローズ Cuve Close : フランス
  密閉タンクの意味。スパークリングワインにつかわれる表記で、工場生産の簡単な製造方法。瓶内二次発酵方式より泡は長持ちしない。
  
  
• グラーディ Gradi : イタリア
  アルコール度数。容量に対するパーセンテージで表示する。
  
  
• クラシコ Classico : イタリア
  ＤＯＣのワインのうち、古くからある限定された畑から生産されたワインに用いられる。
  
  
• グラッパ Grappa : イタリア
  ブドウの搾りかすから造る蒸留酒（ブランディ）。フランスではマール。
  
  
• クラブラン Clavelin　：　フランス

  ジュラ地方のヴァン・ジョーヌ（黄ワイン）用の極めて風土色豊かな６２０mlのワインボトル。醗酵後、６年以上も樽のまま貯蔵･熟成され、出来あがったヴァン・ジョーヌは、この間に「天使の分け前」により１リットルのワインが約６０％近く目減りすることから、ヴァン・ジョーヌのワイン容器はこの容量となったという。
  地伝酒として文化を語り示してくれる伝統ボトル。
  アンリ・メール、シャトー・シャロン

  　

• クラレット Claret : フランス
  イギリスで古くから用いられてきたボルドーワインを指す言葉。ドイツワインはホックと呼ばれていた。
  
  
• クリアンサ Crianza : スペイン
  赤ワインの熟成に対する表示基準のひとつ。リオハでは下記のように決められています。
  クリアンサ：容量225ﾘｯﾄﾙのオーク樽で最低１年間熟成させ、その後瓶に移す。発売は３年目以降。
  リゼルバ：容量225ﾘｯﾄﾙのオーク樽と瓶でで最低３年間熟成させ、そのうち最低１年はオーク樽。発売は４年目以降。
  グラン・リゼルバ：容量225ﾘｯﾄﾙのオーク樽で最低２年間、瓶の中で３年間熟成させたもの。発売は６年目以降。
  ホベン：熟成させていないワインの総称。発売は翌年。
  
  
• クリュ Cru : フランス
  ブドウ畑。グラン・クリュ、プルミエ・クリュなど格付けの際用いられる。土壌・気候などテロワールの違いにより分けられる畑の単位。
  
  
• クリマ Climat : フランス
  ブルゴーニュで個々のブドウ畑の区画を指す言葉。
  
  
• グルマージュ Grumage : フランス
  毎年、ヴィレフランシェ・シュール・ソーヌ村で開かれているボジョレ地区のブラインドテスティングで選ばれたワインです。
  テイスターは、ワインマスター、コルティエ、ソムリエ、ジャーナリスト等です。これも優良ワインの中から２０％程度の秀逸なワインがグルマージュのラヴェルを添付され市場に案内されます。
  
  
• クレマン Cremant : フランス
  発泡性ワイン。シャンパーニュ意外でフランスで瓶内二次発酵で造られるスパークリング。ラヴェルにメソッド・トラデショナルMethode Tradetionalと表記される。アルザス、ロワール、ブルゴーニュなどがある。シャンパーニュでこの表記が使われる場合は、シャンパーニュの法定気圧より低いものにつけられる。
  
  
• クレーレ Clairet : フランス
  軽く、色も薄い赤ワイン。
  
  
• クロ Clos : フランス
  クロ・ド・ヴージョ、レ・クロなどのように石や塀で囲まれ、区画の個性が認められる畑が多い。かってシトー派の修道院が所有していた畑に多い。
  
  
• コッリ Colli : イタリア
  丘。ワイン名によく用いられる言葉。フランスのコート、ドイツのベルグなどと同じように使われる。
  
  
• ゴベルノ Governo : イタリア
  トスカーナで古くから行われてきた方法。乾燥させたブドウの絞った果汁をできたばかりのワインに加え再発酵させる方法で、アルコール分を高める目的で行われる。キャンティなどでこの方法を使う業者がある。
  
  
• コンフレーリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァンConfrie des Chevaliers du TasteVin : フランス
  きき酒用杯の騎士団と訳され、愛するブルゴーニュワインを宣伝・普及させることを目的に設立された友好団体。クロ・ド・ヴージョの古城に本部を置き、毎年ブルゴーニュワインの宣伝・普及に功績を認められる人・団体など世界中から約６００人を招待し、儀式の後宴会を開いている。
  →タストヴヴィナージュTastevinage
  
  
• コート Cote : フランス
  丘の斜面の意味。平地より太陽の熱を吸収しやすい分、優れたワインができる。コトーCoteauxも同じ意味で用いられる。

[ Top へ戻る ]

[ サ行 ]

• ジヴ GIV（ Grouppo Italiano Vini ） : イタリア
  ブドウ栽培・ワイン醸造業者共同組合・醸造所の連合体。
  
  
• シエ Chai : フランス
  ワインの熟成・貯蔵の建物。ボルドーで用いられる言葉。
  
  
• シャトー Chateau : フランス
  ボルドーで醸造設備を持つブドウ園を指す言葉。ブルゴーニュではドメーヌDomaineが用いられることが多い。
  
  
• シャントフルタージュ Chanteflutage ： フランス
  毎年メルキュレの生産者と住民が選ぶワインです。メルキュレ、モンタニー、クレマン、アリゴテ、ブルゴーニュのカテゴリーで選ばれます。その年の優良と思われるワインを生産者が持ちよりブラインドテスティングで２０〜３０％を最優秀として選びだし、シャントフルタージュのラヴェルで市場に出ます。
  タストヴィナージュの比べて消費者の嗜好にあったワインが選ばれる傾向があるとのこと。
  
  
• シュペートレーゼ　Spatlese ：　ドイツ

  遅摘み。ドイツワインの上級酒の格付けの一つ詳細

• シュー・ル・リー Sur Rie ：
  フランス、ロワールのナント地方の伝統的方式で、「澱の上」の意味で、ミュスカデは発酵後、翌年春まで澱引きをせずワインとともに貯蔵される。これは、フレシュさを生かすため早摘みされたブドウからできたワインに長期間、澱とコンタクトさせることで澱や酵母から生成されるアミノ酸などの「旨み成分」をワインに与えるためのものです。この方法は南フランスのVdpクラーフ・デュ・リオンを始め、世界でも多く採用されています。
  
  
• ストラヴェッキオ Stravecchio : イタリア
  非常に古い、年代物。
  
  
• スプマンテ　Spumante ： イタリア
  発泡性。瓶内二次発酵させる古典的方式Metodo Classicoと安価なタンク方式がある。ガス圧の低いのはフリツァンテ Frizzante 。フランスではシャンパーニュやヴァン・ムスー、スペインはカヴァ、ドイツはゼクト、英語圏はスパークリング。
  
  
• スペリオーレ Superiore : イタリア
  通常のＤＯのワインより長い熟成をさせたワインに対する表示。
  
  
• セニエ Saigne ： フランス
  プロバンスで造るロゼを造る方式。赤ワインを造る【醸し】の段階でロゼ用に色の着いた半発酵の果汁を抜くことから「血抜き」ともいわれ、指定されたブドウ品種を赤とロゼワインに共通して使用するのが特徴で、この説明は岩野貞雄さんの本「ワイン逍遥」がわかりやすくこれを引用しておきます。
  �@黒ブドウを破砕・徐梗したのち、果皮、果肉、種子を一緒に発酵タンクにいれる。
  �Aこの状態で果汁と果皮を３〜４時間接触させると果皮の色素が抽出されてくる。
  �B数時間後の果皮を接触させている果汁の２０〜３０％を分離して、別のタンクに入れ、ロゼワインとして発酵させる。
  �C残ったタンクの果皮と果汁は、そのまま赤ワインとして発酵させる。
  
  
• セリエ・デ・サンソン Sellier des Samsins : フランス
  ボージョレ、マコンの栽培業者が加盟している共同組合。本部カンシエ。
  
  
• セーコ Seco ： ポルトガル
  辛口。
  
  

[ Top に戻る ]

[ タ行 ]

• タストヴィナージュ Tastevinage : フランス

  タストヴィナージュの紋章

  ワインを選評するタストヴィナージュは厳しい選評を経て、ブルゴーニュの産地呼称と生産年それぞれの特徴を確実にもつワインに、ワイン選評騎士団の紋章の使用を許し、それによってその紋章をつけるだけの価値のあるワインであることを知らせる役割を果たしています。この選評会は、春に赤ワイン、秋に白ワインと２回開催されます。認定されるのは出品のワインの約１／３に過ぎません。この結果はラルモリアルに記録されます。

  
  
• ティント Tinto ： スペイン、ポルトガル
  赤
  
  
• テラロッサ Terarossa： オーストラリア
  南オーストラリア州、クナワラなどにみられる特殊な土壌。赤土の表土の部分が薄く、土の下の層は石灰化が進んで「カルシゥム・シートロック」と呼ばれる固い層になっている。さらにその下に「マール」と呼ばれる柔らかい石灰の層がある。土の部分から３mぐらい下が地下水の層で、ブドウの樹の根はこの地下水まで達する。水捌けがよく、不必要に成長しないので、良い葡萄ができるといわれている。
  

• ドゥー Doux : フランス
  甘口。
  
  
• ドミ・セック Demi-Sec : フランス
  半甘口。
  
  
• ドメーヌ Domaine : フランス
  ブドウ園。栽培・醸造業者。ボルドーのシャトーに相当するブルゴーニュのワイン用語。
  
  
• ドルチェ Dolce : イタリア
  甘い。甘口。
  
  
• トロッケンベーレンアウスレーゼ　Trockenbeerenauslese ：　ドイツ

  貴腐ワイン。自然のリキュールとも言われるほど甘い。最適な自然状況でのみ稀に出来る自然の贈り物。ドイツ、オーストリア（クラッハーのワイン）のワインに多い。詳細

  　

  　

• ドーセ Doce ： ポルトガル
  甘口。

　[ Topへ戻る ]

[ ナ行 ]

[ ハ行 ]

• バイオ・ダイナミック農法　Bio Dynamiques
  ビオデナミに同じ。品質の高い農産物は、結局は自然から生まれたものである。化学的な除草剤、殺虫剤を使用し、土壌や環境を破壊…このように病んだ農業から健全な農業に戻そう。」と、1924年オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱、「農民のための講義」が著されました。
  その後、オランダとドイツで研究と模索が重ねられ、現在では人間と環境に優しいぶどう造り、そして健康的なワイン造りを行う“バイオダイナミックス農法”が浸透し始めるようになりました。
  主なワイナリーとして、ニコラ・ジョリー、ユエ、サンソニェール、ルロワ、Ｍ・シャプティエ、ボーカステルなどがあります。特にロワールの生産者にこの農法を導入しているのが目立つのは、バイオダイナミック農法を実践している中心的な存在のニコラ・ジョリー氏の影響のせいでしょう。
  ニコラ・ジョリーさんのセミナーからビオについて転記しました参考

• パッシート Passito : イタリア
  枝につけたまま、乾燥状態にしたブドウでつくる甘口でアルコールの強いワイン。
  
  
• バリック Barrique : フランス
  容量225リットルのオークの樽。ボルドー及びコニャック地方で用いられる。
  
  
• バンデンミア Vandemmia : イタリア
  ブドウの収穫年。ヴィンテージ。
  
  
• フラッペ Frappe : フランス
  氷で冷やした。
  
  
• ブランコ Branco ： ポルトガル
  白
  
  
• ブラン・ド・ブラン Blanc de Blanc : フランス
  白いブドウから造った白ワイン。シャンパーニュでよくみかける表示。
  
  
• フライング・ワインメーカー Fling Wine Maker :
  文字通り、“世界を飛び回り各地でワイン造りを行う醸造家”を意味します。その起源は１９８０年代後半、南半球のオーストラリアの若手醸造家が本国のシーズンオフに北半球のヨーロッパに招かれ、ワインの醸造活動をしたことがきっかけとなって生まれた概念です。彼らの大半がオーストラリア式の最新の醸造技術でワインを醸造し、フランスなどのワイン伝統国においては、既存の手法にとらわれない新たな味わいのワインを造り出すと同時に、東欧や南米などの新しい生産地を開拓しました。現在欧米においては、フライング・ワインメーカーの醸造するワインは高い評価を受けています。
  

  　

• ブラン・ド・ノワール Blanc de Noirs : フランス
  黒ブドウから造る白ワイン。
  
  
• フリツァンテ　Frizzante ： イタリア
  弱発泡性のワイン。ランブルスコのような赤もある。→スプマンテ
  
  
• ブリュット Brut : フランス
  シャンパーニュの味わいをさす言葉。補糖の量で決められている。
  
• ベーレンアウスレーゼ　Beerenauslese ：　ドイツ

  粒選り。ドイツワインの上級酒の格付けの一つ詳細

  　[ Topへ戻る ]

[ マ行 ]

• マドーロ Maduro ： ポルトガル
  熟成した
  
  
• マルコ・ガッロ Marco Gallo ： イタリア
  またはガッロ・ネッロ。キャンティ・クラッシコ協会のマークで「黒い雄鶏」がデザインされている。会員はキャンティ・クラッシコの販売と宣伝のためにワインボトルのネックにこのシールを貼り、目印としている。
  
  
• メトッド・クラシコ　Metodo Classico : イタリア
  古典的方式の意味で、スプマンテなどで瓶内二次発酵させたことを表示する言葉。世界的にはメソッド・トラディショナル Method Traditional と表示する。
  
  
• メソッド・トラディショナル Method Traditional ：
  スパークリングの製造方法でシャンパンと同じ瓶詰二次発酵による製造方法。かっては、メソッド・シャンプノワーズとエチケットに表示していたが、AOC表記上シャンパーニュと間違えられるとシャンパン生産者からクレームが付き、伝統的製法＝メソッド・トラディショナルという表記に改められた。

　[ Topへ戻る ]

[ ヤ行 ]

[ ラ行 ]

• ラルモリアル L'armorial : フランス
  【ブルゴーニュ選評ワイン・ラルモリアル】ワイン選評会、タストヴィナージュの結果を記録する本。
  これはインターネットで入手できます。http://www.tastevinage.com/
  

  　

• リゼルヴァ Riserva :
  とっておきのワインの意味。イタリアでは法定の期間樽で熟成させたもの。
  
  
• レインカット栽培 ：
  日本の葡萄産地はヨーロッパに比べ降雨量が多いため、果実が完熟する前に腐るなど、良質のワイン用葡萄ができにくい事情がありました。
  そこで開発されたのが、マンズレインカット栽培法です。
  栽培形態は、従来の日本式の「棚づくり」とは異なった、「垣根づくり」。世界の銘産地でも多く使われ、ワイン用葡萄に最適とされている方式です。
  特殊な支柱により、悪天時には垣根全体に覆いをかけて、雨が葡萄に直接当たるのを防ぎます。天候の急変にも対応でき、根元に湿気が溜まらない工夫も施されています。この栽培法によって、熟度の高い国産葡萄を安定して収穫できるようになりました。
  
  
• レチョートRecioto : イタリア
  編んだ竹やムシロの上などで陰干し、果汁糖度を高めたブドウで造るワイン。ヴェネート州の特産でソアヴェ、ヴァルポリチェラなどがある。イタリアの他フランスのジュラ、スペインなどでもこの方法を用いている。
  
  
• レツィーナ Retsina ：

  ギリシャワイン。アペラシオンはＥＵ諸国に準ずるヒエラルヒーで構成されているが、このトラデショナル・アペラシオン（伝統的呼称）のカテゴリーは世界でギリシャのみで独自のものです。主に、特有の特別な種類の白ワインに認められたものです。レツィーナは白ワインと全く同じ製造過程を経て造られる。独特の風味はブドウ液に加えられた松脂によるが、この松脂は濾過作業の後でとりのぞかれます。ＥＵではギリシャだけに生産が認められ、加える松脂の量は１ﾍｸﾄﾘｯﾄﾙ当たり1000ｸﾞﾗﾑ以下とされている。
  レツィーナワイン⇒クレタ・オリンピア、レツィーナ。　クルタキス、レツィーナ
  
  

• ルモンタージュ Rumontage ：

  主に赤ワインの醗酵の際、発酵層下部の発酵果汁を抜いて上から果帽に降りかける作業。
  

• ロザート Rosato : イタリア
  ロゼ。→キャレット Charettoの表示のものもある。
  
  
• ロザード Rosado ： ポルトガル
  ロゼ
  
  
• ロッソ Rosso : イタリア
  赤ワイン

　[ Topへ戻る ]

[ ワ行 ]

[略語 ]

• A.P.Nr ： アー・ペー・ヌマー（公認検査番号）。
  ドイツワインのQ.b.a以上のワインに表示が義務付けられている公的検査番号。この番号をつけるには
  第一段階　：　摘果時の熟度検査。
  第二段階　：　ワインの化学分析検査。
  第三段階　：　ワインの官能検査
  と３段階の品質検査を受けて、初めて許可されるます。
  

  A.P.Nrの読み方 A.P.Nr. 2 602 138 13 90 �@ �A �B �C �D

  �@公的検査機関の登録番号 �A生産者の所在地の登録番号 �B生産者の登録番号 �C生産者のその年に申請した通し番号 �D検査された年号

  検査当局には、何等かの問題が起きた時のために、生産者から提出された全てのワインが、各２本封印されて保管されています。そして当局はA.P.Nrをもとに、いつでもそのワインの原産地までをチェックすることができるようになっております。

• PPA ： Pinotage Producers Aｓｓｏｃｉａｔｉｏｎの略
  南アフリカ独自の品種、ピノタージュの品質向上と国際評価の確立を目的に設立された生産者協会。1998年現在120の生産者が加盟しており、1997,1998年とピノタージュ・トップ・テン競技会などを開催している。
  1999ピノタージュ、トップ１０
  
• DOC ： Denominazione di Origine Controllataの略
  デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロラッタ。イタリアの原産地統制呼称。フランスのAOCに相当する。1963年に発効。1988年にさらに上級として政府が認証し、保証したDOCGもできた。