WineList 【 i-0155 】
生産地 : イタリア、ヴェネト州(6) 生産者 : マージ社 ブドウ品種 : コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ アルコール : 13.0% 容量 : 750ml タイプ : 赤ワイン。フルボディ 評価 : 2015Vnt:ジャパン・ウーメンズ・ワイン・アワード2019 でダイヤモンド・トロフィ受賞
カンポフィオリンは1964年9月30日に誕生したワインで、2014年で50周年を迎えた伝統ある1本。 深いルビーレッド。グラスの縁に若々しいピンク色が覗く。スパイシーなアロマ、ブラックチェリーやプルーンのような熟した果実やしおれたスミレの花のニュアンス。暖かみがあり、滑らかでリッチな味わい。フィニッシュに心地よい甘いアーモンドが感じられる。 製造方法: 「ダブルファーメンテーション(二重発酵)」という古来のリパッソ製法をマァジが復活させ、1964年に初めて醸造されたワイン。最初に全3種の土地固有種ブドウを一次発酵させ、そのワイン(75%)を、同じ全3種を約6週間半乾燥させた陰干しブドウ(25%)に注ぎ入れ二次発酵を行う(15日/18−20℃)。すぐにマロラクティック発酵が行われ、この過程によって、ワインに新しい香りが生まれ、アルコールと色素、柔らかいタンニンが豊かになる。熟成は全体の2/3を90HLのスラヴォニアオーク樽で、残りの1/3を600Lのアリエとスラヴォニアオークの新樽で最低18ヶ月行う。その後最低3ヶ月瓶内熟成。 ヴェネトの伝統と革新 ワインに思いを馳せたときにまず心に浮かぶのは、その長い歴史とそれが持つ多様性だ。ブドウを発酵させて造る飲み物という最もシンプルな意味合いから、より宗教的な神聖なものというニュアンスまで。 しかし何よりもワインは、土地のアイデンティティが生き生きと表現された最も活気あるものとしてとらえる見方もある。つまり、生まれ育った土地を守る人々の魅力の表現と、ワインを熟成する土地の重要性に他ならない。 頑なにヴェネト地方固有のブドウ品種を用い、また伝統的な「アパッシメント(陰干し)製法」にこだわり、さらにヴェネト古来に存在した醸造技術「リパッソ」を現代に復活させたマァジ。ヴェネトの伝統と革新が織り成す匠の技が、それまでのヴェネトのワインの評価を根底から変革することになる「スーパー・ヴェネシアン」と「アマローネ」という傑作の数々を生み出した。 的確な選択とそして何よりも独創的な技術が、この決して大きいとは言えないワイナリーをヴェローナワインの試金石と言われるまでにした。 Hugh Johnson(ヒュー・ジョンソン)
その他取扱いのマージ社のワイン ●i-015 1998 アマローネ・コスタセラ・クラシコ ●i-2440 1996 バルドリーノ・クラシコ・スペリオーレ ●i-0154 2001 コルバラカ・ソアヴェ・クラシコ・スペリオーレ ●i-0153 1998 トアール I.G.T ●i-0151 1999 セレーゴ・アリギェーリ・ヴァルポリッツェラ ●i-0152 2001セレーゴ・アリギェーリ・ビアンコ I.G.T ●i-0156 2002 マージアンコ I.G.T