スペイン・ワインの金字塔ヌマンシア、テルマンシアを手掛けたエグレン家の新たな挑戦。
「テソ・ラ・モンハ」。
1990年代、まだ世界的に無名だったドゥエロ川下流の産地
トロ地方が一躍注目産地となるきっかけとなりスーパー・スパニッシュを牽引してきたエグレン家のヌマンシア・テルメス。
スペイン・ワイン界において不滅の金字塔を打ち立てたエグレン家が更なるトロの魅力を求めて2007年より新たにスタートしたボデガがTeso
La Monja(テソ・ラ・モンハ)です。
今までエグレン家のワインは醗酵前の低温浸漬と新フレンチバリックによるMLF後に熟成を行うモダンで主張がはっきりとしたスタイルのワインを得意としてきました。
しかしテソ・ラ・モンハはエグレン家が今まで名声を築いてきたモダンで主張のはっきりとしたスタイルとは異なりティンタ・デ・トロ種の「可憐さ」や「奥ゆかしさ」を引き出す
エグレンのワインとしても新たなスタイルに仕上がっております。
エグレン家が新たなボデガを設立したのには理由があります。
ティンタ・デ・トロは種が透けて見えるほど果肉が透き通っており、接ぎ木をしてない自根葡萄である事に加え、9月に入ると昼夜の寒暖差が30度もある独特の気候が
ワインにユニークな個性を与えるのではないかと考え、ヌマンシアとは全くキャラクターの異なるワインを造れないかと着想したことによるものです。