1982年というヴィンテージは、生涯の中で最も素晴らしい年の1つで、アレハンドロ・フェルナンデスは同じブドウから2つの全く異なるワインを造る事を試みました。
まず、ブドウの半分をとり、古い石の圧搾機に入れ伝統的な方法でワインを造ります。そして残りのブドウを除梗し、ステンレスタンクで発酵させてワインを造ります。どちらのワインも満足のいくものでした。最初の伝統的なワインはスペインのみで販売されました。
2つめは、初めて輸出されたペスケラで、世界でこのワイナリーを一躍有名にさせました。
フェルナンデスは更なる事を試してみようと考え、この2つのワインをそれぞれ2000リットル残しており、同分量ずつブレンドし、アメリカ産のオーク樽で3年間熟成させました。出来上がったワインはとても個性的で、驚くほど複雑で、バランスがとれ、この1986年に瓶詰めしたワインは、他とは全く異なる味わいとなりました。これがハヌスというワインになります。
このスペシャルワインは、年により熟成スタイルを変えます。
力強い年にはアメリカ産の樽で熟成され「ハヌス」となり、
エレガントな年にはフランス産(アリエ)の樽で熟成され「ミレニウム」となる。フェルナンデス最上級のキュヴェ。
(インポーターのリリースシートより)