1985年、シチリア州アグリジェント県メンフィに設立したプラネタ社は、それまで共同組合が主流だったワイン造りから脱却し、個人所有のワイナリーとして独立するプロジェクトをスタートさせた。オーナーのディエゴの娘フランチェスカを中心とする３人の若者によって運営され瞬く間にシチリアを代表するワイナリーの名声を勝ち取りました。

シチリア独特の環境に国際品種を適合
シチリア固有のブドウ品種の認知
魅惑的で歴史あるシチリアのD.O.Cの復活

というゴールを掲げて、はじめの一歩を踏み出したプラネタの努力と成功。スロー・フード運動の広がりなどもあり、それに続く多くの独立ワイナリーの誕生、投資などの甲斐あって、2005年、「チェラスオーロ」はシチリアのテロワールを表現した一つのスタイルとして認められ、シチリアで最初のD.O.C.Gとなりました。

プラネタ チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア シチリア Planeta Cerasuolo di Vittoria 2010 Sicilia D.O.C.G 産地 ： イタリア、シチリア州、アカーテ地区ドッリリ畑 生産者 ： プラネタ社 ブドウ品種 ： ネッロ・ダヴォッラ６０％、フラッパート４０％ 醸造　：　ステンレスタンクで発酵、樽熟ナシ アルコール度： １３％ 年生産量 ： ３，７５０ケース 容量　：　７５０ml タイプ　：　赤ワイン。　ミディアムボディ

紫やピンクを含んだ明るい赤。チェリーや無花果などの香りとともに、青い若葉の香りもあり清々しい。ストロベリーなどの果実の味わいのなかにジンジャーのような爽やかな味わいで、大変個性的なフレッシュな味わいがある。タンニンは強過ぎず余韻軽めでリフレッシュ感に満ちています。
この個性的なワインはたぶん４０％混醸されているフラッパートの個性のような気がします。
(2004/06/10 PLANETA Tasting Seminer で2003Vntの印象)

　
2006Vnt & 2009Vnt

シチリアでは「ブドウ栽培に失敗した人間は尊敬に値しない」と言われる。それだけ 誰もがブドウ栽培を容易に行える土地なのだが、これまで量産はしてもその質について研鑽を積もうという人間は少なかった。そうした「伝統」に抗うように土壌を調査し、新しいブドウ樹を植え付け、良質のワイン造りに挑んだのがプラネタである。プラネタが思い切った改革を進めたのは、同家の末裔にあたるフランチェスカの功績に 負うところが大きい。改革後、瞬く間にワールドワイドな存在となったプラネタ。栄えある賞に輝いた「サンタ・チェチリア」は複雑に絡み合う香り、力強く豊かな味わいを宿し、長い余韻も残す。彼女の印象にも重なる、心地よく酔わせるワインである。

●　i-2220　ラ・セグレタ・ビアンコ

●　 i-2221 ラ・セグレタ・ロッソ

●　 i-2222 シャルドネ

●　i-2229　チェラスオーロ・ディ・ビットリア

●　i-2223 メルロ

●　i-2224 サンタ・チェチリア

●　i-2225 ブルデーゼ

●　i-2226 シラー

●　i-4105　プラネタ、アラストロ

●　i-2230　プラネタ、コメータ　

●　i-4104　プラネタ、ロッソ・ディ・シチリア